シリア:古物博物館総局がUNDP、日本の考古学者と遺跡復旧に向けシンポジウムを開催
2018年07月19日付 その他紙


■須崎UNDPシリア事務所副所長:シリアの遺跡は全人類の遺産で、その保護は世界の責任

【ダマスカス:SANA(マイス・アーニー記者)】

国連開発計画(UNDP)シリア事務所の須崎彰子副所長は、シリアの遺跡を保護・救出することは国際社会の責任で、UNDPはこのことを基本目標とし、シリア政府と行動すると述べた。

須崎氏は、UNDPとシリア政府の協力プロジェクトを策定するために古物博物館総局(文化省)が開催したシンポジウムで、「シリアの遺跡を保護することは世界の責任です。なぜなら、全人類の遺産だからです」と述べた。須崎氏はまた、遺跡保護の分野での協力を成功させるため、国連がシリアに対して支援を行うと付言した。この支援は、ヒムス市、アレッポ市旧市街、タドムル市(ヒムス県)を中心に、遺跡の被害状況を評価し、修復方法を検討するために、作業グループを設置することを通じて行われるという。

一方、奈良県立橿原考古学研究所の西藤清秀博士は「シリアの遺跡が受けた被害は、人類に対する犯罪です。なぜなら、人類の文明と歴史の記録でもある稀少な遺跡が甚大な被害を被ったからです」と述べた。

西藤氏はまた、シリアの古物博物館総局が続けてきた遺跡の修復、データ記録、現地調査、スタッフ養成の努力を支援する取り組みを橿原考古学研究所が行ってきたと披露した。

古物博物館総局長のマフムード・ハンムード博士は、シリアの遺跡や博物館が、一部の外国や外国勢力と結託するテロリストによって体系的に破壊され、盗難、密売の被害に晒されてきたと述べ、人類の遺産を保護することに関心を持つ機関との協力を通じて、シリアの遺跡の復旧と救済に向けて力を合わせることが重要だと強調した。

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(翻訳者:メディア翻訳アラビア語班)
(記事ID:45088)