ネタニヤフと他の閣僚はなぜエルドアンを標的とするのか
2026年04月13日付 Medyescope 紙


イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランに向けた戦争のメッセージをSNSで共有する一方、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領をも標的とした。本紙のルシェン・チャクル編集長によると、この発表の本来の標的はイランではなく、トルコとエルドアン大統領である。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、土曜日にSNSでイランの「テロ体制」に対する戦争が自身のリーダーシップで続くことになると述べた。しかし、本紙のルシェン・チャクル編集長によると、この投稿の本当の標的はエルドアン大統領であった。ネタニヤフ首相は、エルドアン大統領を「クルド系国民を殺した」人物として定義づける一方、首相当人はクルド人と良好な関係であることを示した。チャクル編集長は、こうした出方がイランを介して、基本的にはエルドアン大統領とトルコを標的とするため行われたと主張した。

同編集長は、発表の時間も重要とみた。ネタニヤフ大統領とカッツ国防大臣の投稿は、パキスタンで続くガザ(注)休戦協定交渉と同時に生じた。編集長は、和平の試みのまさに只中でイスラエルがトルコにこのように挑戦していることに注意を引いた。土曜日の夜間にアメリカ代表団が交渉の結果が出ないままパキスタンを後にしたという情報が飛び込んできた。編集長によると、この事態の展開は[戦闘が]停戦時点の状況から再開する可能性を再び議題とした。

チャクル編集長によると、「トルコは攻撃対象にあるのか」という問いは、戦争当初から話題に上っていた。イスラエルは、イランの代理勢力、つまりハマスやヒズボラを大幅に無効化した。ムスリム同胞団は、アラブ世界において重要性を失った。イスラエルは、湾岸諸国と強固な関係を築いた。チャクル編集長は、すべてこうした絵図はイスラエル自身により強国に対して挑む立場にいることを感じさせることができていると強調した。

■エルドアン大統領の言説は反イスラエルを通じて

チャクル編集長は、イスラエルのこうした挑戦をエルドアン大統領があまり不快と感じないものとみている。エルドアン大統領のここ最近の最も基本的な言説は、反イスラエルを通じて発せられていて、ガザを頻繁に話題に出して、イラン戦争をアメリカを無視してまるでイスラエルのみの戦争であるかのように縁取っているとした。同編集長によると、エルドアン大統領にとってイスラエル、シオニズム、ガザでの虐殺は、国内政治と同様に国際社会の分野でも重要なツールであり続けている。

他方で同編集長はネタニヤフ首相がクルド問題をエルドアン大統領に対する道具として用いることにも注視した。ネタニヤフ首相は、あらゆる機会を捉えてエルドアン大統領をクルド人を抑圧したと断罪する一方、イスラエルがクルド人問題というカードをイラク、シリア、イラン、トルコという地域で積極的に活用しようと努めていると述べた。チャクル編集長は、イラン戦争の際にイスラエルがクルド人を地上作戦に巻き込もうと努めたのを、アンカラ政府が仲介しCIAも関与していると言われるプロセスを経て、阻止されたと述べた。

(注)この記事はチャクル氏がビデオで話した内容を要約し文字化したものである。ビデオの中ではチャクル氏は「ガザ」と言っていない。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:61944 )