2014年、アメリカで1万6500人以上のベトナム人留学生が学ぶ
2014年11月18日付 VietnamPlus 紙

 学費がますます値上がりし、アメリカの何百万の家庭にとって大きな負担になっているにもかかわらず、アメリカの大学や専門学校で学ぶ昨年度の留学生数は増え続けている。
 在ワシントンのベトナム通信社特派員は、11月17日に公表された国際教育研究所(IIE)と米国国務省による年次報告書『オープンドア』を引用し、2013―2014年度において、アメリカの専門学校や大学で学ぶ留学生の数は88万6052人で、前年度比8%増(6万6408人の増加に相当)だったとした。
 このように、2000年以降の過去15年間で、アメリカで学ぶ留学生の総数は、合計で72%増加している。IIEの報告によれば、アメリカで学ぶ留学生の数が最も多い上位3国は中国、インド、韓国で、全体の約50%を占めている。中国は依然として毎年留学生数が第1位である。その数は2014年度には27万4439人と、2012―2013年度に比べ17%増加した。
 それに次ぐのがインドで、留学生数10万2673人で、6%増であった。2013-2014年度にアメリカ留学者数が二桁増加をした国は、クウェート(43%)、ブラジル(22%)、サウジアラビア(21%)、イラン(17%)、ベネズエラ(14%)であった。アメリカにおいて、留学生を最も多く受け入れている3州は、カリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州で、合計32%を占めた。
 この増加の主な要因となっているのが、アメリカに留学生を送り込んでいる各国の奨学金制度だ。 2013-2014年度、留学生はアメリカ経済に、前年度比30億ドル増の総額270億ドルの貢献をした。この金額の約60%は、個人や家庭からもたらされたものである。
 2014年にアメリカの学校で学んでいるベトナム人留学生の総数は1万6579人で、2013年の1万6098人と比べ3%増加した。
 一方、2013-2014年度に各国で学ぶアメリカ人留学生の総数は前年比2%増加の28万9408人。過去15年間で、アメリカ人留学生の数は2倍以上になり、1998ー1999年度の13万人から2013-2014年度には29万人近くになっている。
 アメリカ人留学生の多くは、学習や研究のために8週間またはそれ以下の短期プログラムを利用して海外留学をする。留学先としては英国が最も多く、次いでイタリア、スペイン、フランス、中国となっている。 2013-2014年度でアメリカ人留学生が二桁増加した国は、南アフリカ、デンマーク、韓国、ペルー、タイである。

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( 翻訳者:伊牟田梨加 )
( 記事ID:1179 )