聖母道の宗教活動:統一的管理が必要
2014年11月28日付 VietnamPlus 紙

 ハノイでの聖母道信仰に関連する活動に対して、関係機関は統一的管理の措置を講じる必要がある。
 これは、ハノイで11月28日午前に開かれた「ハノイの祀廟などでの聖母道信仰の活動に対する国家の管理工作について論じる」の座談会において多くの研究者たちや霊媒者たちから出された意見である。
 「現在、ハノイでは管理機関はハウドン(候童)に関して具体的な管理をしていない。このままいくと、誰もが好き勝手なことをして、どんなやり方でレンドン(跳童)を好むかも勝手で、祀廟などをどのように建設・修繕しようと随意になる」とベトナム信仰文化保存研究センター長であるゴー・ドゥック・ティン教授・博士は認識している。
 同教授によれば、聖母道信仰は純粋なベトナムの民間信仰で、長い歴史をもち、社会の変化に適応し変容してきた。この信仰は多くの独特な価値観を含んでおり、女神信仰や自然の母崇拝と、人間の健康や富に対する渇望とを結合させている。
 しかし同教授によれば、約70%の霊媒者は聖母道信仰に対しての理解や見識が不足している。「これがまさに現在の生活における聖母道信仰の活動の変形やゆがみを導いた」とティン教授は言う。
 このことは霊媒者が衣装や祝詞の歌い方を勝手に変え、儀礼に適切でない音曲(例えば北部の民謡『美しい竹』など)を使うなど、現に起こっている。
 ベトナム民間文芸協会主席であるトー・ゴック・タン教授も、同様の見かたをしており、「ハノイの祀廟などにおける聖母道に関連する活動の管理は、新しい問題ではない。それはこの何十年も提起されてきたが、関係機関はモデルや管理方法をまだ統一できていない」と述べた。
 この問題に関してさらに突っ込んだ分析をして、トー・ゴック・タン教授は強調した。現在、管理者や多くの研究者は誤った概念をもっている。国連のUNESCOは、文化遺産の保存・発揮と、文化遺産の継承・発展の二つ問題をはっきりと区別している。
 「しかし、多くの個人や組織は遺産の保存と発展をいまだに混同している。そのため、遺産は文字通りには保存されずまた発展されておらず、方針はズレ、先祖の独特な遺産の破壊につながっている」とタン教授は評価している
 ハノイの祀廟などにおける聖母道に関連する活動の管理のケースを具体的に見て、タン教授は「関係機関は、遺産の中核・根源的価値を修復・保存する精神に基づき、統一された管理の枠組みを作る必要がある」と述べている。
 「心霊に関連していることなので、私たちは先祖の慣習や規準を厳密に維持する必要がある」と同教授は強調している。
 他の視点から、グエン・キム・ロアン氏(ベトナム聖母道クラブ副主席)は、統一した管理と方向性が欠けているため、この信仰に関連する活動での個人の浪費と金儲けがこれまでに頻発していた、としている。

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( 翻訳者:坂崎由衣、樋口由里子 )
( 記事ID:1193 )