ASEAN経済共同体の成立と各大学の対応
2015年05月08日付 VietnamPlus 紙

 5月8日、ホーチミン市のベトナム・東南アジア友好協会は、駐ホーチミン市・インドネシア総領事館やホーチミン市人文社会科学大学と共同で「ASEAN経済共同体と各大学の対応」と題すセミナーを開催した。
 このセミナーには、ホーチミン市のASEAN各国総領事館代表者や、ホーチミン市内とインドネシアの大学からの科学者・研究者が参加した。
 ホーチミン市人文社会科学大学の副学長ゴ・ティ・フオン・ラン博士は、これまでのインドネシア部門の協力と育成の現実を例に挙げて、ベトナムとインドネシア間の協力を推進し、ASEAN大学機構(AUN)内での各大学間の協力の強化に貢献するために、ホーチミン市人文社会科学大学はインドネシアの多数の大学と協力し、多くの学術プログラムや学生を交換し、教員のための文化・会議・シンポジウムの交流をしてきたと明らかにした。
 ASEANへの参入が日増しに拡大していく中で、ゴ・ティ・フオン・ラン博士は、各組織が東南アジア地域の既存の資源を発展させることを模索し、優先的にその資源を十分に活用すべきだとした。ASEAN加盟国は地域の発展速度を速めるために調整し、共通の発展目標に向かって共に仕事をする必要がある。
 駐ホーチミン市・インドネシア総領事のジーン・アネス氏は、セミナーの発表でASEAN経済共同体は2015年末に正式に発足し、加盟国に対し多くのチャンスをつくり出すだけでなく、少なからぬ試練もつくり出し、その中には教育・訓練分野も含まれていると強調した。セミナーは両国の大学が理解し、意見を共有し、協力する機会をつかむのに役立った。
 ベトナムとインドネシアの大学からの報告者は、ASEAN経済共同体が誕生する背景での東南アジアの言語の重要性や、ASEAN諸国への新しいアプローチへ向けての地方の文化的価値からのブランド構築と、そして大学教育の国際化などについて議論した。

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( 翻訳者:佐久間凱士 )
( 記事ID:1478 )