シュエダゴン・パゴダ付近で無人飛行機による撮影をした2人を取り調べ
2015年12月29日付 The Voice 紙
ヤンゴン 12月28日
シュエダゴン・パゴダ西門近く、人民公園入口付近の歩道で12月27日午前7時に、遠隔操作の小型無人飛行機で写真を撮影していた男性2人をパゴダ公安委員会が取り調べたことが、ヤンゴン西部県警察の元への取材で分かった。
小型無人飛行機で写真を撮っていた2人は「未来のヤンゴン」という本を出版するために、ヤンゴン市開発委員会広報情報課から許可を得て、人民公園入口付近の歩道とウー・オッタマ庭園の風景を撮影している際、小型飛行機がシュエダゴン・パゴダの西門の近くを飛行したために、公安警察官らが取り調べたと、シュエダゴン・パゴダ仏塔管理委員会が明らかにした。
「パゴダの安全のために、ドローン(小型無人飛行機)の飛行には、制限地域が設定されている。理由があって、飛行させたい場合、菅区域政府の元に許可を申請しなければならない。今回、小型飛行機を飛ばした2名に関しては、再発防止のために説明をし、罪に問わず釈放した」と、仏塔安全の担当である第8公安警察の幹部警察官のひとりが語った。
遠隔操作の小型無人飛行機を飛ばした2人は、ヤンゴン市開発委員会の職員である70歳と26歳の男性であり、彼らを罪に問わなかったが、写真を撮影していた小型無人飛行機をシュエダゴン・パゴダの仏塔管理委員会が一時的に没収していたことが、第8公安警察の元への取材で分かった。
11月30日午前中にも、シュエダゴン・パゴダ西門付近で遠隔操作の小型無人飛行機で、仏塔を撮影した中国人男性とミャンマー人写真家の男性1人を公安警察が取り調べ、彼らの小型飛行機を一時没収していたことが、仏塔管理委員会の元から明らかになった。
シュエダゴン・パゴダでは外国人観光客も含め、パゴダ参拝者の数は1日3万人を超えており、公安警察は約200人の人員を投入し、昼夜、巡回員と監視員を置いて、特別警備体制を敷いており、仏塔の4か所の入り口には、リモートコントロール爆弾が仕掛けられないよう、電波妨害機を設置していると、仏塔公安警察警視正であるアウンナイントゥンが語った。
( 翻訳者:松浦宇史 )
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