ヤンゴン 5月29日
ヤンゴン管区域で今年5月、建設現場の一部と地区内の民家において、感電死が相次いで発生していることがヤンゴン管区域内の警察本部への調査によって分かった。
「ヤンゴンで雨が降り始めたあと、感電死が毎日発生し、感電死の多くは建設現場での不注意のための死亡が多かった。電線が切れて垂れ下がったことによる感電死が3件あったが、サクラタワー近くの電柱の下での死亡事件を感電による死かどうか電力組織の責任者らが調査している」とヤンゴン管区域警察本部の幹部警察官の一人が話した。
5月28日の午後、セイッカン郡区のミャンマー港湾公社チャンマーイェ住宅地内にある船の桟橋の建設現場において、足場にのぼり、屋根の骨組みにペンキを塗っていた20歳の男性塗装工1人がむき出しになった電線に触れて感電死したことをセイッカン・ミョウマ警察署によって分かった。
その他、5月24日にフモービー郡区にて、送電線が切れて垂れ下がっていたところで男性1人が亡くなり、その日の夕方の4時にヤンゴン中心部のサクラタワー前、ヤンゴン中央駅側にある歩道近くの電柱横にあった水たまりの中を歩いていた16歳の名前不明の男性1人が感電死したことがミンガラータウンニュン・ミョウマ警察署より分かった。
「今年、感電死した者は50人を超え、5月中は感電死が毎日起きている。郡・郡区ごとに、配電団体が地区の中で危険がある電線を順に交換しており、建設現場と住宅で電気を使う人たちに危険だとの注意喚起に従うように知らせている」とヤンゴン管区域警察本部の幹部警察官の一人が話した。
2015年に、全国で感電事故が合わせて200件以上発生した中で、ヤンゴン管区域での感電事故による死亡者数が100人を超えること、その感電死事故においてはカマーユッ郡区およびフラインターヤー郡区で電線が切れて垂れ下がっていた所で物売りと買い物客が死亡したことが、同郡区の警察署への調査で分かった。
( 翻訳者:星野純 )
( 記事ID:2595 )