タウングー 6月24日
バゴー管区域ウォー郡シッタウン川岸のトゥイェタメイン村で、6月23日午後1時頃発生した騒動に関し、群衆によっていくつかの建物が壊されたため、現在警備を強化していることがバゴー管区域政府への調べにより分かった。
「男性1名と女性1名の口論から喧嘩になり、群衆によっていくつかの建物が壊された。すぐに治安担当の警察官を50人ほど配置し、発生した騒動に関して両方の集団の仲裁をし、解決を試みている」と、バゴー管区域安全・国境問題担当省の報道官が述べた。
騒動当日の午後1時頃、トゥイェタメイン村の宗教施設の近くに住む一部の地元の人達の衝突から、ラシッドという名の男性が裂傷を負いトゥイェタメイン村落病院で治療を受けており、地元の200人近くが集団で同氏の住居とモスクの一部を破壊したことが、バゴー管区域政府への調査により明らかになった。騒動発生の原因については調査の最中で、誰一人として処分されていないこと、騒動発生時から村内の主要な道に集まってきていた200人以上の地元の人はその日の午後5時半頃解散したことが、トゥイェタメイン村落警察署への調査により分かった。
「問題となった家族らの中で宗教の違う世帯(訳者注:ムスリムの世帯)は、宗教施設近辺に警備員らとともに集めおかれている。管区域首席大臣も、両者と協議して解決するよう指示してある」と安全・国境問題担当省報道官が6月24日午後2時頃に述べた。
ウォー郡トゥイェタメイン村はシッタウン川の川岸に位置する大規模村落の1つで、先祖代々農業で生計を立てている仏教徒世帯が1000世帯以上、異教徒世帯が約50世帯あり、合計で人口2000人近くが暮らしていることがウォー市住民への調べにより分かっている。
( 翻訳者:入船友維 )
( 記事ID:2685 )