ベトナム映画、東京国際映画祭で上映
2017年10月29日付 VietnamPlus 紙
様々な色彩の花が第30回東京国際映画祭を象徴している(写真:タイン・ヒィエウ/ベトナムプラス)
様々な色彩の花が第30回東京国際映画祭を象徴している(写真:タイン・ヒィエウ/ベトナムプラス)

 10月25日から11月3日まで開催されている第30回東京国際映画祭には88の国や地域、そして1500本以上の映画作品が集まった。その中で、ベトナムはファン・ダン・ジー監督の『大親父と、小親父と、その他の話』で参加した。
 日本のベトナム通信社特派員によると、映画祭の10日間の会期中、1500本以上の応募作品から選ばれた約200本の映画が上映されるという。ベトナム映画『大親父と、小親父と、その他の話』は選ばれた映画の中の1本で、10月28日に上演された。
 『大親父と、小親父と、その他の話』は、この映画祭に参加する映画のノミネートを組織委員会から委託された有名な監督、ベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン[訳者注:Tran Anh Hung(チャン・アイン・フン)]監督により、選ばれた作品である。国際交流基金(Japan Foundation)の支援を受けて、東京国際映画祭の枠組みの中の、「クロスカットアジア(CROSSCUT ASIA)」プログラムで上映される。
 今回の映画祭にて上映されたベトナム映画『大親父と、小親父と、その他の話』は、前世紀の90年代終わり頃、ベトナム社会に多くの変化がある中で、誘惑の前にもがいているメコン川沿いに住む若者たちについての物語だ。
 映画は、一部の青年の生活についての多角的、多面的な見方を、それぞれの人物の性格を深く色濃く描写して表現している。
 東京国際映画祭では、8つのテーマに分けて上映されている。例えば、「クロスカットアジア」では東南アジア諸国から参加する作品、「日本の今(Japan Now)」では日本社会を代表する優れた作品、「ワールド・フォーカス(World focus)で」は世界や地域で賞を受賞した有名な作品だが日本の大きな映画賞をまだ受賞していない作品、などだ。
 初回の東京国際映画祭は1985年に開催された。それは国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の、日本における唯一の映画祭であり、アジアで最大の映画祭のひとつとなっている。
 この映画祭の最高賞は、「東京グランプリ」で、最も素晴らしい映画に与えられる。それに続くのが伝統的な賞で、例えば、最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀男優賞、などである。
受賞者は、来たる11月5日の閉幕式で発表される予定だ。

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( 翻訳者:河合摩南 )
( 記事ID:3999 )