ハノイで「ベトナム考古学の宝物」300点余りを展示
2018年04月10日付 VietnamPlus 紙
土製の家型(写真:国家歴史博物館)
土製の家型(写真:国家歴史博物館)

 企画展「ベトナム考古学の宝物」では、先史時代から17~18世紀までの約300点もの代表的な考古学の実物が一般公開される。
 国家歴史博物館(ハノイ、ティエンチャン通り1番地)にて、4月12日から7月末(2018年)まで展示される。
 詳細としては、これらの実物は以下の各テーマに沿って公開される:「先史時代の考古学の宝物」、「青銅器鉄器時代の考古学の宝物」(ドンソン文化、サーフィン文化、ドンナイ文化)、「歴史考古学の宝物」(10世紀までのベトナム、オケオ・扶南文化とチャンパ文化、ミーソン世代の文化遺産、大越の文明・文化)。
 今回公開される実物は多くの類型に属し(作業工具、装身具、装飾品など)、それぞれ異なる種類の材料から作られた(陶土、銅、磁器、金など)。それらのなかには、いくつかの代表的な実物が含まれる:サオバンの銅鼓(今から約2000~2500年前のドンソン文化の時代に属する)、土製の家型や竈型(ルイラウ古城遺跡と1~3世紀のレンガ造りの墓で発見された)、チューダウ土器(15~17世紀)など。
 「ベトナム考古学は1世紀以上をかけて形成・発展し、多くの重要な功績を残した。特に1954年以降、考古学者はそれぞれ異なる時代に属する文化基盤をさらに数多く発見・調査し、ベトナム歴史研究における多くの「空白」を埋めることができた。ベトナム考古学は ベトナムの民族と文化の根源をより明らかにする重要な情報源を提供した(特に1世紀から20世紀初頭の歴史)」と国家歴史博物館の代表者は語った。
 今回の企画展は、ベトナム国内の人々や外国人観光客に、各時代におけるベトナムの民族と文化の歴史を紹介することを狙いとして開催される。

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( 翻訳者:渡辺真衣 )
( 記事ID:4268 )