北方国境防衛戦闘[訳注:中越戦争]に関する書籍が出版される
2019年06月19日付 VietnamPlus 紙
中越戦争に関する書籍がお目見え
中越戦争に関する書籍がお目見え

 6月19日午前、ハノイで、ベトナム環境都市ジャーナルと情報通信出版社が、『北方国境防衛戦闘(1979ー1989)ージャーナリズムの視点から-』の書籍出版式を行った。
 ベトナム環境都市ジャーナル編集長であるドン・スアン・トゥー博士、レ・クアン・ロン博士(共著)、大佐、退役軍人であり作家のダン・ヴオン・フン氏、大佐、退役軍人であり新聞記者のゴ・ヴァン・ホック氏(第1軍区機関紙の元編集長)および北方国境防衛戦闘に直接参加した退役軍人らが主宰して、プレスとの会見が行われた。
 この書籍は、ベトナム革命報道の日から94周年(1925年6月21日ー2019年6月21日)を記念し出版され、傷病兵・烈士の日から72周年(1947年7月27日ー2019年7月27日)を迎えるにあたり出版された。
 書籍『北方国境防衛戦闘(1979ー1989)ージャーナリズムの視点から-』の出版にあたり、ベトナム環境都市ジャーナルと編纂・収集グループが、すべての準備過程を整え、内容をとりまとめて編纂してきた。
 2019年1月から、ジャーナルは第14団の退役軍人らと協力して、書籍『国境防衛した人々』を紹介したところ、社会に大きな反響を引き起こした。しかし、この書籍は、文学というカテゴリーに限定される部分もあり、1979年の期間のみを収めており、ランソン省の地域を反映するのみの内容となっている。
 2019年2月、ジャーナルは高級陶器ブランドのNASONと連携して、北方国境の6省から来た退役軍人らを集めた「同じ部隊に所属していた者の集い」を開催した。この感動的な集いにおいて、多くの退役軍人から『北方国境防衛戦闘(1979ー1989)ージャーナリズムの視点から』に関する構想が提起され、その後ジャーナルは急ぎコンテンツの展開を準備した。
 『国境防衛した人々』とは異なり、書籍『北方国境防衛戦闘(1979ー1989)ージャーナリズムの視点から』は、一目で読者に多角的な視野を提供し、多くの有名な報道機関から迎えた作家たちによる様々な見方を与えるだろう。書籍には、犠牲者や帰還できたとしても国家の平和の礎を再び築くために全員一様に心に犠牲を負った者について書かれるなど、不屈の精神を持ちながらも普通の人間としての兵士の姿が描かれている。
 この書籍の中には、数字や人物に関する情報のみならず、これまでそのほとんどが歴史の「問題」として取り扱われていた北方国境防衛戦闘(1979−1989)に関連する事件についても記述されている。各章では、研究者である著者たちが、事件の「闇」、人物の運命や「深淵に隠された歴史」の性格を帯びた内容を提供し、読者に歴史の秘密の解読を求めている。
 この書籍を以て、編纂委員会は、自らの身を犠牲にして血を流した北方国境防衛戦闘に直接参加した退役軍人、傷病兵、烈士の家族に感謝の言葉を送ることを希望している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:谷津もゑり )
( 記事ID:4922 )