UNICEF、気候変動に関するベトナムのアニメーション映画を紹介
2020年04月22日付 VietnamPlus 紙
ユニセフのアニメキャラクターのスーパーヒーロー、ハイモックニ
ユニセフのアニメキャラクターのスーパーヒーロー、ハイモックニ

 このアニメ映画はスーパーヒーローのキャラクター「ハイモックニ」にちなんで名付けられました。ハイモックは驚くほど強い力をもつ女の子で、人々を目覚めさせ、気候変動に対して人々を団結させることができます。

 国際連合児童基金ユニセフのベトナム事務所は、地球の日である2020年4月22日に、気候変動に関する新しいアニメーション映画を紹介しました。
 このアニメ映画はスーパーヒーローのキャラクター「ハイモックニ」(訳注:海木児の意)にちなんで名付けられました。ハイモックニは驚くほど強い力をもつ女の子で、地球を救うために、人々を目覚めさせ、気候変動に対して人々を団結させることができます。アニメーション映画は、ハノイに住む12歳のグエン・ゴック・ザ・ハンさんのあらすじと絵に基づいています。
 グエン・ゴック・ザ・ハンさんは次のように述べています。「このお話で、気候変動が私たち全員の生活を脅かしているということと、私たちが団結し、私たちが力を出し合って初めて自分たち自身を守ることができるということを伝えたいです。ハイモックニのスーパーパワー、つまり私たちのスーパーパワーとはまさに、龍と仙女の子孫のパワー、山林と海洋のパワーであり、それは私達ベトナム人一人一人の中にもともとが持っているものなのです。」
 国際的に証明されていることとして、子供たちは気候変動と環境悪化の影響に対して最も脆弱であり、最も懸念すべき存在です。ベトナムは気候変動の影響を最も深刻に受けている国の1つであり、子どもの生存と発達の分野における多くの成果を損なう可能性だけでなく、多くの将来の危険性も孕んでいるのです。

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 「COVID-19の大流行が起きている地球の日50周年の今年は、私たちが持っている唯一の地球をどのように大切にし、守る必要があるかについて、貴重な教訓を与えてくれました。そしてこのことはまた、私たちの生命がいかに大切か、新鮮な空気が私たちの肺にとってどれほど重要か、きれいな水を使えることが私たちの健康にとってどれほど価値があり病気から我々を守るのをいかに助けてくれているか、そして大きな問題を解決するために全世界は団結できるはずだということを思い出させてくれます。しかしながら私たちは、子供たちの将来を守るために、今日すぐに行動を起こす必要があるのです」と、ユニセフ・ベトナム代表のラナ・フラワーズ氏は述べました。

 グエン・ゴック・ザ・ハンさんは、自然災害や気候変動を撃退するスーパーヒーローのキャラクターを生み出したことで、コンテストで3位を獲得しました。このコンテストはユニセフ、防災総局、農業農村開発省、中央ホーチミン少年先鋒隊によって開催され、歌手のレ・カット・チョン・リーさんも参加しました。
 このコンテストでは、ベトナム中の子供たちに、地球を救い、自然災害や気候変動と戦うことができるスーパーヒーローのキャラクターを作るように呼びかけました。ハイ・モック・ニは、ユニセフ支援のためベトナムの会社DeeDeeアニメーションスタジオがあらすじからアニメーションへと脚色したものです。
 DeeDeeアニメーションスタジオの創設者兼社長であるダン・ハイ・クアン氏は次のように語っています。「子供の想像力は無限大です。子供たちのアイデアをイメージに変えることは本当に楽しいのですが、非常にチャレンジングでもあります。私たちはこのアニメーションで、人々が気候変動に対する認識を高め、子供たちが自分を表現する創造性を発揮することを奨励する一助になることを望んでいます。」
 自然災害と気候変動を撃退するスーパーヒーローのキャラクターで最優秀賞を受賞した作品もまたアニメ化され、2020年の終わり頃に発表される予定です。
 4月22日の地球の日は、2009年から国連によって承認されており、世界中で開催される毎年恒例のイベントとなっており、地球の自然の価値を認識し、この星を手を取り合って守るために人々に積極的な参加を呼びかけています。気候変動の問題は、将来の世界にとって最も大きな課題の一つです。そのため、国連によって選ばれた、2020年4月22日の地球の日のテーマは、「気候行動」でした。

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( 翻訳者:中本美希 )
( 記事ID:5203 )