フランス紙がハノイで味わうべき素晴らしい料理を紹介
2020年04月28日付 VietnamPlus 紙
ブンリエウクア(カニ味噌とトマトのスープ麺)
ブンリエウクア(カニ味噌とトマトのスープ麺)

 繊細な、洗練された、新鮮で美味しい...これらはハノイ料理を描写する為の形容詞であり、旅行客は旧市街の中にある小さな通りや舗道の食事処を自分で発見してみて下さいとアドバイスされる。
 
 「ベトナムのハノイで味わうべき8つの素晴らしい料理―ストリートフードの神殿―」と題されたル・フィガロ紙の最新号の旅行ページに掲載されているニュース記事は読者を首都で最も有名な伝統料理を提供する食事処がある住所にまで誘った。
 ル・フィガロ紙によると繊細な、洗練された、新鮮で美味しい...これらの単語はハノイ料理を描写するのに充分な形容詞である。
 旅行客は大抵高価である高級レストランには入るべきでないとアドバイスされる。そして、あまり魅力的には見えないもののベトナムの食の隠された財宝のような場所である旧市街の中の通りや舗道の食事処を自分で発見してみて下さいというアドバイスを受ける。
 フォー[米粉の麺料理]は最も人気がある料理のリストのトップである。あなたがベトナムの食に関するエキスパートでなかったとしても、おそらく香しいにおいがするハーブ、香辛料、乾燥エシャロット、骨髄を入れて長時間煮たスープが入ったフォーボー[牛肉入りのフォー]やフォーガ-[鶏肉入りのフォー]の話は前に聞いたことがあるだろう。この北部の特産は迅速に世界に広がった。フォーは一日の中のどの食事にでも適している。
 ブンチャー[つけ麺]もハノイの特産の一つである。フランスで真の味のブンチャー屋を探すのは非常に難しい、なぜならベトナム人移民の大部分は南部からやってきているからだ。この料理はブン[米粉の麺]、炭の上で焼かれた豚焼肉、瓜類などの酢漬けが入ったつけダレや生野菜と共に食べる。カニ入り揚げ春巻きと合わせて食べることもできる。
 ブンリエウクアは伝統的な朝食の一つで、ブン、トマトや揚げ豆腐、淡水ガニのカニみそが入ったスープからなる。ル・フィガロ紙はこの料理を作るには忍耐と厳密な工程が要求されると説明している。
 バインクオン[蒸し春巻き]は米粉から作り、中に詰める具は刻まれた豚挽き肉(エビを加えることもできる)と木耳である。生地は蒸され、酸っぱくて甘い魚醤と共に食べる。旅行客はハノイの通りで、その場で巧みに精緻にバインクオンが作られる食事処を沢山見つけることができる。

【ハノイを訪れる際に再度確認しなければならない料理店】

 バインミーはフランスとベトナムの料理を融合した典型例だ。首都のほとんどの町角や、駅、市場で観光客は、ぱりっとした一つのフランスパンに肉(豚、鶏、牛)や、卵、少量の香草と一緒になますを挟むなどした、この料理を作る無数の店があるのを見かけるであろう。小腹が空いた時にこの道端の料理は非常に適しているのだ。
 世界中で有名な伝統的な揚げ春巻き料理以外では、バインゴイ[揚げ餃子]、 バイントム[海老のかき揚げ]、ネムカー[魚肉入り揚げ春巻き]のような各種揚げ物料理、もしくはフォークオン[巻きフォー]といった料理があり、ハノイ料理は多様性があり豊富である。脂質とバランスをとるために、これらの揚げ物料理は新鮮な生野菜や、作り手が上手く配合した調味料を加えて食べる
 ル・フィガロ紙は、「ハノイに来たら、香辛料や鬱金に漬けた魚の切り身が炭で焼かれ、鍋で揚げられたチャーカー[雷魚炒め鍋]を味見しないでいることはできない」、と断定した。チャーカーはブン[米麺]、ネギ、ディル、焙りピーナッツと共に食べる。実際、非常に強烈な特徴の味のマムトム[エビの塩辛]を食べることができれば、料理の風味は増すだろう。

 エッグコーヒーは、ソフィテル・レジェンド・メトロポールホテルの元バリスタの考案品だ。インドシナ戦争の時代、牛乳が尽きた時、グエン・ヴァン・ザン氏がカプチーノのようなクリームを作るために、砂糖を入れ泡立てた卵黄を代わりに使うアイデアを出したのだ。そして今日、エッグコーヒーは世界で二番目にコーヒー輸出が多いこの国で、独自の飲み物となったのだ。
 有名な屋台料理の住所と共に各名物の詳細を紹介するだけでなく、ル・フィガロ紙は卸売市場での食事ツアーについての情報も提供している。旅行客は朝4時に迎えに来てもらい、クアンバー花市場、ロンビエン食品卸売市場、ドンスアン市場の調味料売場を訪問する。
 旅行客はソイ[おこわ]、フォー[米麺]、ブンダウマムトム[揚げ豆腐、麺の発酵海老味噌ダレ]、ブンリエウクア[蟹出汁スープの米麺]、エッグコーヒーといった五つの郷土料理の試食に招かれる。新しい日が、満ち足りた感覚で始まるだろう。満腹するだけでなく、印象的な光景を見て目も満足するだろう。
 料理をすることが大好きな旅行客らは、フランスに帰った際、親しい人と彼らが体験した料理を共に味わえるように、[料理]教室に参加することができる。ハノイ郊外の小さなある村では、主人と共に自転車で食材を買いに行き、青果畑を訪れた後、旅行客は野菜を切るなどして飾り付ける方法を学ぶと共に、蒸し春巻き、牛肉麺、春巻きなどの料理作りに案内される。

 ル・フィガロ紙の結論:理想的な休息場所、あなたが料理人を迎えるように歓迎される場所。
https://www.vietnamplus.vn/diem-lai-nhung-mon-an-khi-ghe-tham-ha-noi-nhat-dinh-phai-thu/578048.vnp

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( 翻訳者:内海沙姫、金井千夏 )
( 記事ID:5240 )