必要な医薬品と経費が不足、と国家顧問
2021年06月10日付 その他 - フロンティア・ミャンマー 紙


ネーピードー 6月7日

アウンサンスーチー国家顧問は、[軟禁下で]使用するための医薬品と経費が少なくなってきたため、できるなら手配してくれるよう依頼を受けたと、彼女の弁護士ドー・ミンミンゾーが6月7日に行われた公判終了後に述べた。
本日法廷での審問が始まる前に約30分間対面したとき、今回の依頼を受けた。
「国民が健康であるようにと、まず話した。後はアメー[訳者注:お母さん、の意。スーチー氏のこと]と一緒にいる職員が生活するためのお金は段々と少なくなっている。できるなら私たちに動いてくれないかということ。薬は必須だ。関係部署では彼らが手配すると言ったが、アメーはそのような手配は受けたくない。そのため、自分たちだけでできるならやって欲しいと話した」とドー・ミンミンゾーが述べた。
必要な額を話すことはなかったが、手元には約500万チャットあるなら大丈夫であろうということ、必要な食糧を2週間に1回届けてくれるよう、ドー・アウンサンスーチーが依頼したとドー・ミンミンゾーが話した。しかしそのことに関連して誰に相談し、どのように手配すべきかという指示はなかったと彼女は述べた。
「私たちも今のところきっと手配しますと話してきた。私たちの間で相談することになる」とドー・ミンミンソーは話を続けた。
現在国家顧問は自費で生活しており、彼女と一緒にいる人間は9人いてドー・アウンサンスーチーの愛犬タイッチートーもいると話した。
本日国家顧問とウー・ウィンミン大統領らの審理は、前回の通りネーピードー評議会敷地内にある特別裁判所において行われた。
本日の審理で事件管理(CMP)を行い国家顧問と大統領の訴訟を簡潔な訴訟として設定したため180日以内(6か月)に最終審理となる。そのため彼らの審理は来たる7月26日に決審となると弁護士らは話した。
その他、本日の審理で国家顧問は、大統領、ネーピードー評議会議長のミョーアウン博士らと3人で会い、別途面会して、話す許可を与えることも要求したと弁護士らが明かした。
また審理は週に2回行うことになり、毎週月曜と火曜に行うことになった。来たる審理では原告への聴取が始まるとウー・キンマウンゾー弁護士が述べた。
現在国家顧問が訴追されている違反容疑はネーピードーにおいて5件ある。大統領へかけられた容疑は2件である*。

フロンティア・ミャンマー 2021/6/7

*アウンサンスーチー国家顧問にかけられた容疑はこの時点で6件で、国家を不安定に陥れた扇動罪505(b)、通信法違反、輸出入法違反、自然災害管理法違反(2件)、国家機密法違反。ここでは国家機密法違反をカウントしていない模様。当初国家機密法違反(スーチー氏、ウィンミン大統領とネーピードー評議会議長の3人を連名で告発)については、ヤンゴン東部県裁判所所轄となっていたが、これもネーピードーへ移送される予定。ウィンミン大統領は、扇動罪505(b)と自然災害管理法違反でも訴追されている。(ミャンマー・ナウ 20217/6/7)また6月10日、スーチー氏は新たに汚職法違反で訴追され、違反容疑は7件となった。

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( 翻訳者:K.Y )
( 記事ID:5974 )