ミャワディ市にて軍評議会行政一時停止
2024年04月09日付 その他 - ミッズィマ 紙
今日4月9日メーソート橋の様子
今日4月9日メーソート橋の様子

カレン州ミャワディ市にて軍評議会の各省庁の役所を開庁できておらず、行政機能が一時停止しているとミャワディの地元住民が本紙に話した。

ミャワディ市ミョーマ警察署、すべての役所が閉鎖しており、本日4月9日に市内の民間銀行もほとんど閉じている状態であることを目にしたと同氏が話した。

「警察署は閉鎖している。役所には誰もいない。銀行においてはすべて営業しているのではなく、開いている銀行が半分、閉じている銀行が半分だ。地区長は区域内にいる。地域を巡回する警察や国境警備隊はいない。行政は軍評議会のものは停止している。しかし他の組織が機能しているわけではない」と、とある男性地元住民が述べた。

4月7日にタイのメーソートにあるメーソート国際空港に軍評議会が派遣した飛行機1機が着陸し、ミャワディ郡長を含む10人を連れて行ったと、ミャワディ駐在の本紙情報源が述べた。

住民によれば、今日4月9日、市から3マイル離れたミャワディ市警備部隊である第275歩兵大隊の駐屯地付近で空爆があり、銃撃音も聞こえていたという。

「戦闘は朝から音が聞こえており、銃撃していた。航空機が往来すると、こちらからも撃ち返していた。国境警備隊(BGF)らは、車10台ほどで市内を巡回していた。部隊章を外して巡回している」と、ミャワディの別の住民は語った。

カレン民族解放軍(KNLA)と国民防衛隊(PDF)の合同軍は、ミャワディ市のティンガンニーナウン戦略丘陵地で第357軽歩兵大隊を4月5日に攻撃し、占領していた。その後ミャワディ市第257歩兵大隊に所属する軍評議会の兵士たちに対して降伏するよう提案があったという情報が出た後、今日戦闘に入った。

ミャンマー・タイ国境にあるミャワディ市で起こっている状況に関して、タイ首相が緊急会議を本日開き、国境貿易問題を監視する委員会を組織することを決定した。

先に述べたような戦闘が起こっているため、ミャワディ市民は地元を捨ててミャワディ・メーソート第一友好橋を経由してタイのメーソートに避難してきている。

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( 翻訳者:I.A., O.T., K.F. )
( 記事ID:6857 )