ピンラウン郡では地震被害により住宅760棟以上が損壊し、援助はないに等しいほど少ない
2025年04月29日付 その他 - シャンニュース 紙

ピンラウン郡で地震被害を受けた住宅
地震被害により、住宅700棟以上が損壊したピンラウン郡では、同地へ来る支援者が少なく、一時的に暮らすためのテントや雨除けシートの支援が必要とされていることがわかった。
ザガイン近郊を震源とするマグニチュード7.7の地震により、シャン州の南部ピンラウン郡にある35の村落で計760棟以上の住居が被害を受けた。
現在、地震により住宅が被害を受けており、自宅に住めない住民が庭でテントを立てて暮らし、あるいは近親者や近隣住民のところに身を寄せているとピンラウン郡地元住民の男性が本紙に語った。
「多くの人は近隣住民の家に住んでいる。他の人の家の近くでテントを立てて暮らしている。すぐに住宅を再建することもできない。支援に来てくれるようなこともない。誰に協力を求めればいいのかもわからない」と地震で住宅が損壊したピンラウン郡の地元住民の男性が語った。
住宅が損壊した住民らが復興するために支援が必要であり、(外見的には)全く損壊していない家も大きく亀裂が入っているため住むには適さなくなっていると分かった。
さらに住宅が倒壊したいくつかの村はピンラウン市と遠く離れているため、交通が不便であり、支援者や団体がほとんど来ておらず、地元住民らは一時的に暮らすための雨除けが必要であることをパオ青年組織(PYO)の責任者が(先の男性の語りに)加えて話した。
「ピンラウン郡は他の地域より情報が届くことが少ない。残りの村落へも(援助)団体からはわずかな支援しか得られていない。当局者が入ってきて支援するようなこともまだ見られていない。現在は一時的に暮らすテント、雨除け、トタン板、レンガが必要とされている。丘陵沿いの村落は池が損壊している」とPYOの責任者が話した。
3月28日に発生した強い地震によって、シャン州南部ピンラウン郡の住宅753棟が損壊し、負傷者12人、死亡者2人がいたということをPYOが発表した。
ピンラウン郡で強い地震被害を受けた35村落は以下のとおりである。ワーリー、ツァンプラウン、カウントー、ティーユン、カウンテー、イェーエー、ナンパン、ツーワー、ライラウンチェー、カオプー、ダンルゥエ、ワークロー、ミャウティーブワー、パンカラー、ライカー、テインテ、タッソウン、ミェニゴウン、レインリー、メッコージー、コウンロー、パンコン、ワーラン、ルゥエマウンタウン、パンポン、ミンブー、ツァンパウン、ロウンダン、タカウ、パヤーピュー、ピンダー、ナガパッ、及びティーナーカウン村。(翻訳者注:一部ビルマ語読みでなくパオ語読みで記載)
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( 翻訳者:H.T, H.K, K.H, Y.M )
( 記事ID:7104 )