地震でアウンサンスーチー氏が左腕を負傷したとスー基金が発表
2025年06月19日付 その他 - ミッズィマ 紙

家族や弁護士らと会うことが許されないまま、本日(6月19日)80歳の誕生日を迎えたアウンサンスーチー氏が収監されている刑務所内において、3月28日のマグニチュード7.7の大地震で負傷者が出たことをスー基金が発表した。地震の影響でアウンサンスーチー氏も左腕を負傷したと情報筋は述べているという。「私たちはアウンサンスーチー氏の健康を非常に案じている。国連は彼女の解放を強く要請している。」とスー基金のジャン・トッド理事長とマイケル・マレットクロスビーCEOらが述べた。ミャンマーにおける平和と和解のために不可欠なステップとして、アウンサンスーチー氏および全ての政治犯を無条件で、かつ一刻も早く解放するようスー基金がアウンサンスーチー氏の80歳の誕生日に要請した。「世界の国々が無関心でいる間に彼女が刑務所で亡くなってしまうことを憂慮せざるを得ない理由がある。2021年中から秘密裡に拘束されている状況と彼女の年齢を考慮すると、怪我をしたことが極めて心配だ。」と、アウンサンスーチー氏の弁護士であるフランソワ・ジムレとカタリーナ・デ・ラ・ソタらが述べた。ジムレ&フィネル法律事務所は、2022年5月25日にドー・アウンサンスーチーの事案を国連恣意的拘禁作業部会に報告した。軍評議会は、ミャンマー民主化への取り組みを残虐なやり方で阻止しており、ウィンミン大統領、アウンサンスーチー国家顧問、そして何千人ものNLD党員や文民公務員とジャーナリストに対する恣意的な逮捕が始まってから4年が経過したこと、そして同時に軍が民間人の殺害や逮捕の勢いを強めてきたことも声明なかで言及された。弁護士らとスー基金は声明で、100人を超える民間人に死刑判決が下されていることを明らかにし、ミャンマー国民の基本的な権利を尊重させるべく軍評議会に圧力を加えるよう国際社会に促した。

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