書記長:ベトナムは一貫して日本を最重要パートナーとしてみなしている
2025年04月03日付 VietnamPlus 紙

【写真】伊藤直樹在ベトナム日本大使を迎えるトー・ラム書記長
書記長:ベトナムは一貫して日本を最重要パートナーとしてみなしている
Tổng Bí thư: Việt Nam nhất quán coi Nhật Bản là đối tác quan trọng hàng đầu
トー・ラム党書記長は、ベトナムが一貫して日本を最重要なパートナーとして、また発展の過程をベトナムと共に歩んでくれた誠実で信頼できる友人とみなしているという認識を示した。
【写真】伊藤直樹在ベトナム日本大使を迎えるトー・ラム書記長
3月4日、党中央本部において、トー・ラム書記長は伊藤直樹在ベトナム日本大使を迎えた。
トー・ラム書記長は会談で、日越関係が包括的戦略パートナーシップへと格上げされてから一年余りで、すべての分野において引き続き実質的かつ全面的に発展してきたこと、またその中で、引き続き政治的信頼関係が強化され、経済協力が引き続き両国の信頼関係の主軸であり、日本は引き続きベトナムにとって最重要な経済的パートナーであり、グリーントランスフォーメーションやデジタルトランスフォーメーションといった新しい分野における協力が具体的な計画を伴って進展していることについて、喜びと満足を表明した。
書記長は、世界情勢が近年急速に変化しつつある中でも、ベトナムは一貫して日本を最重要パートナーとして、また発展の過程をベトナムと共に歩んでくれた誠実で信頼できる友人とみなしているという認識を示し、日本とともに包括的戦略パートナーシップの枠組みを実質的かつ効果的に展開していくことを望んでいると述べた。
書記長は、ベトナムは2030年までに現代的工業を持つ高中所得の先進国となり、2045年までに高所得の先進国となるという目標の実現のために、政府構造のスリム化という革命を力強く展開しつつあり、体制における閉塞感や縺れの解体に注力するとともに、インフラ及び人材の質を向上させることを通して、日本をはじめとする諸外国の企業を含むすべての民間企業にとって円滑な投資環境への改善を促進していると述べた。
書記長は、伊藤直樹大使が就任以来の一年間余りで、日越包括的戦略パートナーシップ関係の発展と、両国指導部の間での合意内容の効率的な展開に果たしてきた努力と積極的な貢献を高く評価するとともに、両国が高官代表団の交流の強化を継続し、経済協力を推進することや、日本企業がベトナムの戦略的、重点的インフラプロジェクトや新エネルギープロジェクトに積極的に参加すること、また人材育成、科学技術、イノベーションなどの協力や、地方、文化、観光面で協力、さらにグリーントランスフォーメーションやエネルギートランスフォーメーション、イノベーション、AI、半導体といった新たな分野にも協力を拡大することを要請した。
書記長はまた、両国が連携を強化し、立場を共有し、国際的または域内的な議論の場で相互を支持することを要請した。
伊藤直樹大使は、トー・ラム書記長が時間を割いて面会し、今後の両国の関係を促進する優先事項、重点事項に関して重要な指導的意見を示したことを光栄に思うとして感謝しつつ、日越協力関係が経済や貿易、投資といった分野だけでなく、国防、安全保障、国民の交流といった分野においても日増しに深まっていることを強調し、日本が地域における外交政策を展開するうえでベトナムを常に重視しまた優先していること、またベトナムが工業化や現代化、先進国化といった目標を実現する支援をし、共に歩んでいく所存だと述べた。
また伊藤大使は、政府構造のスリム化という革命というベトナムの指導部の決断を信頼し、両国の各省庁及び各業界、各地方の堅固な連携を継続して二国間の実質的な協力の内容をより一層促進し、日越包括的戦略パートナーシップ関係がすべての分野において包括的かつ深く発展するよう貢献していくと述べた。
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( 翻訳者:中村樹 )
( 記事ID:7175 )