ベトナムの至る所に生えているハーブの一種は、病気を治す多くの効能がある
2026年05月13日付 VietnamPlus 紙

【写真】ラーロットは身近な香味野菜であるだけでなく、多くの意外な効能を持つ民間の生薬でもある(Vietnam+)
ベトナムの至る所に生えているハーブの一種は、病気を治す多くの効能がある
Loại lá gia vị mọc khắp Việt Nam có nhiều công dụng chữa bệnh
ラーロット(這胡椒の葉)はベトナムで広く栽培されており、身近な香味野菜であるだけでなく、多くの意外な効能を持つ民間の生薬でもある。
【写真】ラーロットは身近な香味野菜であるだけでなく、多くの意外な効能を持つ民間の生薬でもある(Vietnam+)
ベトナムでは、ラーロットは身近な香味野菜のひとつであり、日々の食事で広く用いられている。
ラーロットは身近な香味野菜であるだけでなく、多くの意外な効能を持つ民間の生薬でもある
この記事では、ラーロットの健康への利点と、この植物がもたらす価値を最大限活用する方法を読者と共に探っていく。
ラーロットは学名をPiper lolot Cといい、コショウ科に属する。ラーロットは多年生の草本植物の一種で、主に涼しい日陰や直射日光の当たる場所で生育・成長する。
平均草丈は30〜40cmである。茎は通常弱く、多くの小さな節に分かれている。
ラーロットは単葉でハート形をしており、表面に艶のある大きく広がった葉を持つ。葉には5〜7本の緑色の葉脈が浮き出ており、特徴的な香りによって容易に見分けることができる。
花は主に葉の付け根に房状に生え、白色で大抵長持ちする。ラーロットの実は液果で、中には種を含む。ラーロットは通常、味が濃厚で少し辛味があり、温性である。
ラーロットの根は酢酸ベンジルを含み、葉と茎はアルカロイドやβ-カリオフィレンを含む。
100gのラーロットには、カロリー39kcal、水分86.5g、蛋白質4.3g、食物繊維2.5g、カルシウム260mg、リン980mg、鉄4.1g、ビタミンC34mgなど身体にとって重要な多くの栄養成分を含まれている。
ベトナムでは、ラーロットは山岳地帯や川辺、家の柵や庭によく生えている。この植物は生育しやすく、土壌を選ばず、人々に香味野菜や薬として用いるために栽培されている。
ベトナム料理の中には、健康に良く風味を高めるハーブの一種としてラーロットを使用する料理が非常に多くある。我が国の伝統医学にもまた、ラーロットを使った多くの療法が広く伝承されている。
関節や骨の痛みを改善する
ラーロットによる骨や関節の痛み、特に気候の変化による痛みや倦怠感の治療は、多くの人に効果的だと評価されている。
ラーロット中の抗炎症・自然鎮痛作用などの有効成分は、炎症や腫れを和らげ、慢性関節炎や関節の退化の改善を助ける。
手足多汗症を改善する
民間の経験によれば、ラーロットは外用した際に抗菌作用と皮膚を乾燥させる作用によって、手足多汗の症状を改善することができる。
ラーロットは手足をさらさらにするだけでなく、皮膚炎や手足の指の間の真菌症も予防する。これは安全で刺激が少なく、家庭で長期間実践できる方法である。
消化不良、お腹の張り、胃のもたれを改善する
ラーロットは更に、消化器系がより効率的に機能するのを助け、満腹感や胃のもたれ、消化不良を改善する。
ラーロット中の化合物は、腸の痙攣を抑える力があり、栄養素をより良く吸収できるよう吸収過程をサポートする。
女性の生理痛やおりものを改善する
ラーロットは温性、散寒(訳註:冷えを散らす)、気血(訳註:気力と血液や栄養など体をめぐるもの)を整える性質により、子宮の収縮を和らげ生理痛を自然に軽減し、同時に冷えによる水っぽいおりものの状態を改善する。
抗炎症性で、殺菌、皮膚の炎症や感染の治療をサポートする
ラーロットは精油やピペリジン、フラボノイドなどの生理活性成分を含んでいるため、強い抗炎症・殺菌力がある。
私たちは、特に局所用抗生物質を頻繁に使いたくない場合、おできや軽い皮膚炎の治療をサポートするためにラーロットを用いることができる。
体を温め、風邪の兆候を軽減する
ラーロットは温性で血液の循環を増加させる力によって、体を温かく保つのを助け、風邪の治療をサポートする。
風邪をひいた時、患者は生のラーロットの温かいお茶を飲み、また加熱済みのラーロットと生のショウガで全身を蒸気浴することができる。この方法は発汗を促し、冷えを外へ押し出すと同時に、風邪やインフルエンザの時の痛みと鼻づまりを軽減する。
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( 翻訳者:倉淵咲名 )
( 記事ID:7339 )