４月10日、クアンニン省ハロン市公安の捜査警察機関は、ファム・ティ・フエ（1984年生まれ、バクザン省バクザン市ソンマイ村在住）とニン・ティ・ハーイ・イェン（1988年生まれ、ハノイ市バーディン地区クアンタイン街区グエンビエウ通り13番在住）を「商売目的で代理母ビジネスを組織した」罪に関し、容疑者を緊急逮捕、告訴し、立件する決定を出した。
　それ以前に、捜査警察機関（ハロン市公安）は、カフェファミリーという看板をさげた建物（ハロン市ホンハイ街区1A区2Bグループ79番）で不穏な活動が行われており代理母ビジネスの疑いがある、という大衆からの情報を掴んでいた。
　３月13日、捜査警察機関（ハロン市公安）は、ホンハイ街区公安と連携して、捜査を実施し、以下の３人が仮居しているのを確認した。ファム・ティ・フエ、チャン・ヴァン・カーイ（1998年生まれ、常住戸籍タイビン省ドンフン県、メーリン村）そしてファム・ティ・ホン・T（1989年生まれ、常住戸籍はドンタップ省サデク市と登録）である。
　公安機関は、業務を行うためフエとカーイに機関への出頭を求めた。Tさんはその時点では留守だった。
　初期の取調べで、フエは、2017年末、中国で商品を売っている時に、中国のある病院の院長である、姓がズオン〔音訳〕という男性（履歴、住所の情報は不明）と知り合ったと供述した。
　２人は、もし、中国へ行って代理出産をするベトナム人を見つけることができたら、フエは１人あたり5000万ドン〔およそ23万円〕から6000万ドン〔およそ28万円〕と、代理母のケア代を1000人民元（１カ月１人あたり340万ドン相当〔およそ1万5000円〕）を受け取ることで合意した。
　その後フエはベトナムに戻りSNSを通じて代理出産の同意を４人から得た。その中に、ニン・ティ・ハーイ・イエンもいた。
　他の３人は、フエによって中国に連れて行かれ、妊娠に成功した。ただ、イエンは妊娠するための充分な条件が整わず、代理出産をする充分な条件が整っている５人をフエに紹介した。そしてこの５人も中国で妊娠に成功した。
　2018年３月から10月までの間、フエは上記の人々すべてを中国広州の１つの病院に連れて行った。そして、フエは院長のズオン氏によって、計17人のケアと通訳のために雇われた。17人とは代理母の15人とニン・ティ・ハーイ・イエン、ファン・アイン（身元、履歴不明）である。
　2018年11月末になると、院長のズオン氏がフエに、ベトナムに帰国し数名の妊婦を中国から帰国させてケアするための賃貸住宅を探すように、求めた。フエは、ハロン市ホンハイ街区1A区2Bグループ79番の家を借りた。
　フエが代理出産する15人の紹介料と世話代として得たお金は２億6000万ドン〔およそ120万円〕にのぼる。ニン・ティ・ハーイ・イエンには、フエから3000万ドン〔およそ14万円〕が代理母の仲介料として支払われた。
　代理出産した人は、子供の引渡しに成功した後、３億ドン［およそ140万円］から３億4000万ドン〔およそ160万円〕受け取る予定だった。
　このほか、ニン・ティ・ハーイ・イエンも、ハノイの自宅で生活していた頃、代理出産を行うベトナム女性を６人仲介した。
　フエは、現在まだ中国に、妊娠中のベトナム人代理母が９人いる、と供述した。
　捜査警察機関（ハロン市公安）は、関係者の緊急捜索を行い、代理母のいくつかの健康診断書や妊婦を養うための食料品の購入などについて記録したノートを押収した。
　現在、ハロン市公安は既に、クアンニン省公安の捜査警察機関にこの事件の書類を送付した。引き続き捜査を拡大し、法律の規定に従って各容疑者を処理するためである。


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（ 翻訳者:大日向爽 ）
（ 記事ID:4795 )