「夢の橋」にふくらむ期待~ポッダ橋主橋部分着工~
2015年12月13日付 Prothom Alo紙


あちこちから人々がどっと押し寄せてきている。船で川を渡ったり、あるいは歩いたりしながら。みながそれぞれの方法で集まって来ている。多くの人が赤と緑の国旗を手にしている。太鼓を抱えてきた人もいる。太鼓の音に合わせて歌を歌っている人も少なくない。歓喜のあまり抱き合っている人たちもそこかしこで見られる。ポッダ橋建設に携わっている大勢の中国の人たちもその喜びの輪の中にいる‥。
ポッダ橋の主橋部分の杭打ち作業と河川管理業務が始まった昨日土曜日(12月12日)、ムンシゴンジョ県のマワとポッダ河をはさんだショリオトプルのジャジラでの光景だ。午後1時、現地を訪れたシェーク・ハシナ首相が鍬入れ式をおこなって工事が正式に始まった。
記念式典にはモティア・チョウドゥリ農相、ソイヨド・アシュラフル・イスラム人事相、オバエドゥル・カデル道路橋梁相、アサドゥッジャマン・カーン・カマル内務相、シャジャハン・カーン海運相、アニスル・イスラム・マームド水資源相、カムルル・イスラム食料相の他、H.T.イマム人事担当首相顧問、マシウル・ロホマン金融担当首相顧問、ソイヨド・アブドゥル・ホセン元交通相に加えロオシャン・エルシャド・野党人民党党首、与党アワミ連盟のマハブブル・アロム・ハニフ事務局次長他の国会議員、政治家、警察および行政機関の高官、地元有力者が出席した。
6.15キロメートルの、長さでは世界の2番目となるこの橋の建設作業は2018年に終了の予定だ。橋が完成すれば国の南部地域が、首都ダカを含む北部地域と川に阻まれることなく、道路で結ばれるようになる。この橋は鉄道橋としても利用され、またアジア・ハイウェーの一部となる予定だ。
「この橋が完成すれば南部地域の人々の運命が変わる。国民の経済は向上する。就業機会も生まれる。新たな衛星都市ができる。ポッダ河の両岸には工場が建つ。人々の苦しみは消える」シェーク・ハシナ首相は式典でこのように夢を語った。

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(翻訳者:伊藤巧作)
(記事ID:465)