縫製工場に金利6%の融資
2016年10月15日付 Prothom Alo紙

(9月28日付)既製服縫製工場改善のために金利6%の融資が行われることになった。ダカ、ナラヤンゴンジョ、ガジプル、チョットグラムの衣料品工場主や建物の所有者が融資を受けることができる。国際協力機構(JICA)による「都市建物安全化事業」の一環としてこの融資が実施されることをバングラデシュ銀行は公告で明らかにした。
しかし、融資が実際に行われるまでには、まだ数日かかる見通しだ。市中銀行が貸付に関してバングラデシュ銀行と契約を締結した後、融資の申し込みが受け付けられるからだ。そのため中央銀行は各銀行に対し協議開始を呼びかけた。
中央銀行の公告によれば、ダカ県、ナラヤンゴンジョ県、ガジプル県、チョットグラム市の既製服縫製工場の建物を安全なものにするため、「都市建物安全化事業」のもと短期および長期の融資が行われる。国際協力機構(JICA)がこの事業の後ろ盾となっている。
技術協力を含むプロジェクトの総額は42億4000万円。そのうち融資が41億2900万円で、これはバングラデシュの通貨で約29億8000万タカに相当する。縫製工場の建て替え、移設、改修、流動資本や火災への安全対策を目的に作られる基金から融資が行われる。BGMEA(バングラデシュ縫製品製造業・輸出業協会)、BKMEA(バングラデシュ・ニット製品製造業・輸出業組合)、BGAPMEA(バングラデシュ縫製品アクセサリーおよび包装業・輸出業者組合)の会員となっている既製服縫製産業関係の建物所有者や工場主がこの融資を受けることができる。融資の金利は最高で6%となっている。
バングラデシュ銀行のガイドラインによれば、同銀行から認可を受け、最低3年間業務を継続している一般銀行や金融機関が融資の窓口となることができる。ただし不履行となっている債務が10%を超える銀行は対象外とされる。
ガイドラインはさらに、再融資基金から補足的貸付として債務者一人につき最高3億5000万タカの融資を受けることができる、としている。改修や火災対策を目的とした貸付金の返済期間は2年の猶予を含んだ10年で、建て替えや移設の場合には3年の猶予を含んで15年となっている。耐震構造の建物建設のため操業を中断せざるを得ない場合にも、流動資本として融資を受けられることになっている。

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(翻訳者:山田純恵)
(記事ID:590)