国内外の投資登録増加~9か月で海外からの実質投資額は19億6000万ドルに~
2017年08月14日付 Prothom Alo紙


バングラデシュ投資促進機構(Bangladesh Investment Development Authority; ビダ)に申請された投資登録の件数が、国内、合弁、海外からのものを合わせて伸びたことが分かった。2016~17会計年度(2016年7月~2017年6月)に登録されたこの3種類の投資額は合計でその前の年度を66%上回る232億5000万ドルに達した。海外からの大口の申請がいくつかあったことが、昨年度の登録額が大きく伸びた主な理由となっている。
 バングラデシュに対して行われた投資申請が実際の投資額となるわけではない。登録を行なった投資家が投資を実行しないことは往々にしてある。しかしながら投資登録の多さから投資家の意欲の高さをうかがい知ることができる。 ビダが示した最新の数値によると、昨年度にはその前の年より83件多い1745件のプロジェクトの登録が行われた。これらのプロジェクトによる27万8000の雇用が創出されるということだった。同じ時期に登録された国内からの投資は124億9000万ドルで、その前の年を21%上回るものだった。これにより22万1000人の雇用が生み出されるとされた。
2016~17年会計年度には海外および合弁のものと合わせ、その前の年より88億ドル多い107億6000万ドルに上る投資の登録が行われた。投資対象として申請されたプロジェクトの数は167となっている。前年度とくらべ、プロジェクトの数自体は16件の伸びにとどまっている。これらの投資により5万7000人分の雇用が創出される計算だ。
ビダのトウヒドゥル・ロホマン・カーン部長はプロトム・アロの取材に「この数値が表わしているのはビダに登録された投資の申請数のみで、他の機関で登録したものは含まれていない」と述べたが、同部長が示した2016~17会計年度の最初の9カ月間における海外からの実質投資の一覧によれば、2016年7月から17年3月までに海外からバングラデシュに入った資金は約8億9000万ドルで、その前の年度1年分の3億4000万ドル上回った。さらに利益の再投資と企業間の融通資金を合わせると、この9カ月間での海外からの投資額は、その前の年全体より4000万ドル多い19億6000万ドルに上っている。

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(翻訳者:金城康介)
(記事ID:686)