Googleがバングラデシュにとってより便利に
2017年11月08日付 Prothom Alo紙


Googleから、バングラデシュのアプリ開発者たちにとって大変良いニュースがもたらされた。これまで長い間、バングラデシュのアプリ開発者たちは、Google Play Storeで販売用のアカウントを開設することが出来なかった。これまではPlay Storeで、無料のアプリやゲームしか公開することが出来なかった。しかし今回、Googleが販売用アカウント開設の機会を与えた。ただし、バングラデシュのアプリ開発者たちは、取引用の通貨単位として、米ドルを設定しなくてはならないとされている。
   Googleは、バングラデシュとならんで南アフリカの開発者たちにも、同じようにアカウント開設の機会を与えた。しかし、その際南アフリカの現地通貨でアカウントを利用できる。
これまで、販売用アカウントの便宜が与えられていなかったことから、(バングラデシュの)アプリ開発者たちによるアプリ販売には様々な問題があった。今回Googleから正式に認可されたことでアプリの販売が簡単になり、手間も軽減される。つまり現地発のたくさんのアプリがPlay Storeで入手できるということだ。これにより、インターネット利用者たちは、お気に入りの高品質のアプリケーションをたくさん利用することができるようになるだろう。Googleのサポートページでは、アジア太平洋地域からバングラデシュでの販売用アカウント開設を認めるということが述べられている。
   ジュナイド・アーメッド・ポロク郵政通信情報技術(ICT担当)副大臣は、このことに関し、Facebookに次のように投稿した。「バングラデシュの優秀なアプリ・ゲーム開発者たちは、今やGoogle Play Storeで販売用アカウントを持つことが出来る。去る3月、このことに関して、シリコンバレーでGoogleの最高経営幹部との会談があった。販売アカウント開設の機会が得られたことで、開発者たちにとっては外貨獲得の道が開けたことになる」
  今回の販売用アカウント開設の許可に先立ち、Googleはベンガル語ウェブサイトでGoogle AdSense(Googleの提供しているコンテンツ連動型広告配信サービス)の利用を認めると発表した。「AdSenseはベンガル語が理解できるようになりました」というタイトルのブログでは、「現在バングラデシュやインドなど世界の様々な国で、オンラインでのベンガル語使用が増えている。ベンガル語によるホームページも各種登場している。こういったことを考慮して、ベンガル語によるGoogle AdSenseが導入された」と書き込まれている。
  ベンガル語のAdSenseが開始される前、去年の8月14日にGoogleはSpeech-to-Text(音声認識機能)に新たに30の言語を加えた。その中にベンガル語も含まれている。これにより、ベンガル語で話せばそれが文字表記されるばかりでなく、Googleのサーチエンジンも利用できる。Googleはこれを「文字入力は少なく、発声は多く」とうたっている。(出典:Googleの記事)

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(翻訳者:福田一葉)
(記事ID:731)