「安全同盟」傘下の247の工場で改善事業終わる
2017年12月12日付 Prothom Alo紙


北アメリカのバイヤーたちがつくる「バングラデシュ人労働者の安全のための同盟(以下「安全同盟」)は、さらに13の工場で電気系統、防火設備および建物の構造的欠陥の改修作業を終えた。これで安全同盟傘下の247の工場すべてで、(労働者の安全を目指した)改修工事が終了したことになる。
今回改修工事を終えたのはオボニ・ニットウエア、オノント・デニムテクノロジーズ、チェックポイントシステム、クリエーティブ・ウォッシュ、ギビ(バングラデシュ)リミテッド、ナトコ・グローバル・パッケージング・ダカ・リミテッド、リシャル・ガーメンツ、ロワ・ファッション、シルバー・コンポジット・テキスタイル、シンバ・ファッション、スタンダード・スティッチズ、タラシマ・アパレル、ウインサム・ファッションウェアの13の工場だ。安全同盟は過日行った記者会見でこのことを明らかにした。
安全同盟はさらに、改修工事が十分に行われなかったことを理由に、一つの工場との取引を停止したことを発表した。契約打ち切りの対象となったのはピナリ・テキスタイルで、これにより、安全同盟との商取引が停止された工場の数は164となった。
安全同盟は(2013年4月、ダカ近郊にあった商業ビル)ラナ・プラザの崩壊事故の後、バングラデシュのアパレル産業の労働環境改善を目指して結成された。同時期にヨーロッパのバイヤーたちによって、「バングラデシュの建造物の火災と安全に関する協定(以下「安全協定」」も発足した。安全協定により去年11月から今日までの間に、スピリット・アパレル、リオ・ファッションウェア、ドレス・シャツ、アジム・マンナン・ガーメンツ、A& Bアウターウェア、ロイヤル・アパレルズ、コットン・クラウント、コットン・クラブ、ウィンド・アパレルの9つの工場で改修事業が行われている。これまでに「安全協定」傘下の96の工場が改修作業を終えている。
一方で、安全面での改善が十分に進まなかったために、83の工場が安全協定との契約を打ち切られた。これらの工場は今後、安全協定に加盟している200以上のブランドやバイヤーから既製服の受注を失った。

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(翻訳者:柏原一俊)
(記事ID:735)