バングラデシュを通るコルカタ-シリグリ間の鉄道路線開設へ
2018年12月09日付 Prothom Alo紙


コルカタから西ベンガル州のシリグリまで、新しい鉄道路線が開設される。この路線は、最初の段階では貨物列車専用となるが、その後旅客列車も運行される可能性もある。インドの鉄道関係者の話として、本日日曜日(2018年12月9日)にコルカタの各メディアが伝えた。
報道によれば、この路線はバングラデシュを通って、コルカタ経由でダージリン州のシリグリまで運行される予定だ。すでに2国はこの路線の開設に向けて、準備を始めている。インドの鉄道当局は2021年中にこの路線の敷設作業が完了することを希望している。
インドの鉄道関係者によると、主に二国間の通商拡大を目的として両国はかつて存在した路線の復活に乗り出した。新しい路線が開通すれば、列車はコルカタのシアルダ駅から、インド側の国境検問所であるペトラポル、バングラデシュ側のベナポルを経由して、バングラデシュへ入る。その後、バングラデシュのパルボティプル、ドルショナ、ソイヨドプル、ニルファマリ、トロンバリ、ドマル、チラハティを経由し、インドのホルディバリへと向かう。そこからさらに西ベンガル州のシリグリまで至る。1965年の第2次インドパキスタン戦争以前、この路線内のインドのホルディバリとバングラデシュのチラハティを結ぶ区間で列車が運行していた。しかし1965年の戦争勃発以降、この路線は閉鎖されたままになっていた。最近になって両国はこの古い路線の復活に乗り出した。列車を走らすにはインドの国境地域に新たに3kmに及ぶ線路を敷設しなければならない。このためにインド鉄道は4200万ルピーの予算を計上した。一方バングラデシュ側は、チラハティから7kmの線路を敷設させなければならない。コルカタの報道機関によると、インドの部分の工事はほぼ終わっており、現在は電動信号機の設置作業が行われている。また560mの長さを持つプラットフォームが2か所に建設された。現在インドとバングラデシュの国境には7か所の鉄道用検問所が存在しており、うち3か所を通って列車が運行している。

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(翻訳者:大角麻亜紗)
(記事ID:790)