S.ALAMグループ、エジプトから玉ねぎ5万トン輸入へ
2019年10月30日付 Prothom Alo紙


国内の玉ねぎ危機を受けて、S.ALAMグループはエジプトから5万トンの玉ねぎ輸入のために信用状を開設した。この大量の荷は来月(11月)到着の予定だ。
(先の)アゼルバイジャン訪問の詳細について伝えるため、今日火曜日首相官邸で行われた記者会見でシェーク・ハシナ首相は、玉ねぎ5万トンが輸入されることを明らかにし、荷は間もなく到着するだろうと述べた。この会見で首相は、「玉ねぎ(の品不足)については心配は無用だ。この問題は一時的なもので、輸入量はさらに増える」と語った。
S.ALAMグループによれば、同社は玉ねぎ危機に際して当初はトルコからの輸入を試みたものの、十分な量が確保できなかったため輸入先をエジプトに切り替えたという。数日前に、エジプトから玉ねぎ輸入のための信用状が開設された。
S.ALAMグループで通商部門を統括するアクタル・ハサン専務は、この件について今日プロトム・アロ紙の取材に答え、大量の玉ねぎは来月初旬に到着すると語った。ハサン専務はさらに、「この荷が届けばわが国の玉ねぎ危機は終息する。玉ねぎの価格も下がるだろう。わが社はビジネスのためではなく、一般の人々に手ごろな価格で玉ねぎを提供することを目的としている」と話した。
インドの対外貿易局はさる9月29日、国内市場に対応するために玉ねぎの禁輸措置をとった。これをきっかけにバングラデシュを含むアジアおよび中東諸国では玉ねぎ市場が不安定化し、バングラデシュではそれまでキロ当たり60タカだった玉ねぎの価格は100タカ(約130円)に跳ね上がった。一時は下がったものの、現在の価格は120タカから125タカで推移している。
S>ALAMグループ以外にも、大手業者数社がトルコと中国から2万5千トンの玉ねぎ輸入のための信用状を開設した。こうしたことから、来月中旬までには玉ねぎ価格の高騰傾向はおさまるだろうと関連業者たちは見ている。

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(翻訳者:姫野葉月)
(記事ID:854)