コロナで労働者7万人が失業
2020年10月02日付 Prothom Alo紙


既成衣料品産業の経営者団体BGMEA (Bangladesh Garment Manufacturers and Exporters Association;バングラデシュ縫製品製造業輸出業協会) のルバナ・ホク会長は「コロナにより、108の衣料品工場で70,000人の従業員が解雇の犠牲となった。その責任は衣料品産業の経営者たちだけにあるのではなく、海外ブランドや輸入業者も責任を引き受けなければならない」と語った。

ホク会長の発言は、BRAC大学の起業家精神開発センター(Centre for Entrepreneurship Development; CED) の主催により水曜日夜に開かれた「COVID-19の経験: 労働者の視点から」と題したオンライン討論会で行われたもの。このイベントには主要ゲストとしてべゴム・モヌジャン・スフィヤン労働担当大臣が参加した。

討論の中で経済学者のワヒドウッディン・マフムド氏は「バングラデシュの衣料品工場は輸出を目的に生まれた。そのため、衣料品業界はコロナのような疫病に対して(他の産業とは)違った方法で対処しなければならない。労働集約型産業なので、公衆衛生とのバランスを払うことに注意を払うべきだ」と述べた。

イベントでは「衣料品産業労働者たちの日常生活におけるコロナの影響」と題した調査の結果も発表された。去る6月30日から7月13日まで、衣料品業界の1,057人の労働者がこの調査に協力した。

調査の結果によれば、82%の労働者は今年の2月に比べ4月・5月の収入が減少していたことがわかる。52%の労働者は2月に比べて4月・5月の貯蓄額が減少した。変化した状況に合わせるために、92%の労働者は支出を削っていた。支出削減により、労働者たちの栄養状態に影響が出ていた。この期間、労働者たちは魚や肉を食べるのを減らし、豆やご飯を食べて栄養を補っていたことがわかった。

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(翻訳者:高橋瑞季)
(記事ID:917)