輸出において次々と記録更新
2022年01月15日付 Prothom Alo紙


プロトム・アロ
2021年11月3日
本社記者:ダカ

    商品の輸出において次々と記録が更新されている。今年9月には41億7千万ドル分の商品が輸出され、これまでの国内史上1ヶ月で最高となった。この記録は翌月、すなわちすぐ次の10月には破られた。当月には、47億2千万ドル分、もしくは4059億2千万タカ分の商品輸出によって新記録となった。
    この記録的な商品輸出の背景には、衣料品分野が大きな役割を果たしている。前月には35億6千万ドル、もしくは3061億6千万タカ分の衣料品が輸出された。これこそが、衣料品分野においては、1ヶ月の輸出額として史上最高記録であった。さらに前の月の9月にも衣料品の輸出額は最高の記録であった。その時には34億2千万ドル分の衣料品が輸出された。
10月の記録的な商品の輸出により、現2021-22年度の最初の4ヶ月(7月−10月)の輸出総額は157億5千万ドルであった。これは前年2020-2021年度の同時期より22.62パーセント高い収益となっている。今年度の輸出目標額は435億ドルである。前年度は、387億6千万ドル分の商品が輸出された。

糸から機器までの価格は30-40パーセント上昇した。これを勘案すれば実質的に輸出は約7-8パーセント増加した。それでも、この輸出増加率は素晴らしい。
BKMEAの前委員長ファジュルール・ホク

    昨日火曜日に輸出促進局(Export Promotion Bureau)は、最新の輸出収益の統計を発表した。同局のデータ分析によると、既製服に並んで冷凍食品、農産物加工食品、家庭用布製品、革および革製品、工業及び化学製品の輸出が増加している。大きな分野の中で、ジュートおよびジュート製商品の輸出は減少している。
今年度においては、最初の4ヶ月の総輸出の80パーセントは衣料品の分野が占めている。既製服の輸出額は126億2千万ドル、または1兆853億2千万タカであった。この収益は昨年同時期と比較して22.62パーセント高い。前年度の7月−10月期においては、104億5千万ドル分の衣料品が輸出された。
衣料品工場の経営者らは、消費国ではコロナウイルスの状況が正常に戻り製品の需要が高まっていると述べた。また、バングラデシュのコロナウイルス状況がどうであれ、衣類品工場はその影響を受けなかった。そのため、消費国は同国に信頼を示している。これ以外、主な競争相手国である中国においては、衣料品製造のコストが高くなっていた。ここ最近同国は燃料危機に陥っている。ベトナムにおいても、コロナウイルスに基づく規制により、長い間工場が閉鎖されていた。そのため、両国から数多くの注文がバングラデシュの工場に移されてきた。
また、既製服の中でニットの輸出増加が著しくなっている。7月-10月期の4ヶ月間で72億ドル分のニット衣類が輸出され、前年の同時期に比べ24パーセント高くなっている。他方、オーブン衣類の輸出は54億1千万ドルとなっており、この分野での増加率が16.41パーセントだった。
ニット衣類工業経営者連合BKMEAの前委員長ファジュルール・ホクは昨夜、プロトム・アロに対し“今後3-4ヶ月においても衣料品輸出の増加傾向は続くだろう”と述べた。彼は、“原材料の価格上昇により輸出はいくらか増加しているように見える。糸から機器までの価格は30-40パーセント上昇した。これを勘案すると、実質的に輸出は7-8パーセント増加した。それでも、この輸出増加率は素晴らしい。
同氏はまた、“原材料の価格が上昇していることとは相対的に消費国は衣料品の価格を上げてくれなかった。工場の経営者らが効率的に価格交渉をしなければこの状況は改善されないだろう”と述べた。
一方、輸出において第2位に位置しているのが農産物加工食品である。上記に述べた4ヶ月間では、4億6千万タカ分の加工食品が輸出され、前年の同時期比29パーセント高くなっている。輸出において第3位に位置しているのが家庭用布製品である。この分野における輸出総額は4億1千万ドルであり、増加率は10.5パーセントだった。革及び革製品は3億6千万ドル分輸出された。この額は前年の同時期比28パーセント高い。しかし、ジュート及びジュート製品の輸出は24パーセント減少している。輸出総額は3億3千万ドルであった。

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(翻訳者:ラフマン ヌール瑠美花)
(記事ID:1015)