パンドラ文書の新たなリストにバングラデシュのビジネスマン8人の名前
2022年01月15日付 Prothom Alo紙


自社記者
公開: 2021年12月8日

 国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は、世界を揺るがしている「パンドラ文書」の第2弾のリストを公開した。月曜日の夜遅くにこの文書は公開され、その中にはバングラデシュと関わりを持つ8人の名前が見つかった。今回のリストには計74万人の個人・団体名が含まれている 。

「パンドラ文書」によって、タックスヘブンとして知られる様々な国や地域のオフショア企業に有力な人々の金融資産と極秘の取引の情報が明らかにされた。それより前の10月3日にパンドラ文書の第1弾を公開された。

 パンドラ文書第2弾には、バングラデシュと関わりを持つ、ニハド・カビール, サイドゥル・フダ・チョードリー, イスラム・マンジュルール, モハマド・バイ, サキナ・ミラーリ, アニタ・ラニ・ボーミク, ウォルター・ポラク, とダニエル・アルネスト・アユバッティが名を連ねいる。

文書の中で、ニハド・カビールのバングラデシュでの住所として、ダッカのインディラ・ロードにある家が明記されている。 その他、イスラム・マンジュルル、サイデュル・フダ・チョードリー、サキナ・ミラーリとモハマド・バイはグルシャン地区、そしてアニタ・ラニはチョックバザール地区の住所を使用している。 また、ダニエル・アルネストはアルゼンチンとバングラデシュ、ウォルターはロシアの住所も使っていた。

 明らかにされた名前の中では、マンジュルール はオリエンタル ・アグリ・ ケミカル ・カンパニー, サイドゥルは、 べベン インターナショナル, アニタ は、アンテリス ・ホールディングス株式会社, サキナは、 ムンレカル・ サービス ・コーポレーション, モハマド バイ は、1936ホールディングス株式会社, ウォルター ポラク は、フリン ト・エンタープライズ、そしてダニエル・アルネストは、クデル株式会社があった。これらの会社はすべて、英領バージン諸島に登記されている。

 パンドラ文書の公開を通じて、世界の多くの富豪と権力者達のマネーロンダリング、脱税、隠し財産などの情報が明るみに出た。 117カ国から600人以上のジャーナリストが数ヶ月に渡って14の情報源からこれらの情報を収集した。

 公開された文書に関わるジャーナリストらは、パンドラ文書に名前があるだけで、誰かが違法行為に関与していると確信出来ないと述べている。パンドラ文書公開後の昨年10月に放送されたBBCの報道では、お金や資産を海外に保管する正当な理由もあるという。 その理由の中には、犯罪者の攻撃、あるいは不安定な政府から守るというのもある。 極秘にオフショア企業を所有することは違法ではないが、金や資産を移動させるためそのような秘密会社を利用することはよいことではない、それより犯罪プロセスを隠すための適切な方法である。

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(翻訳者:内藤海音)
(記事ID:1020)