インドで女性たちは職場復帰にあたり問題に直面している
2022年05月29日付 Prothom Alo紙


ビジネス デスク
公開:2022年4月13日

パンデミックによりインド経済が停滞していた際、多くの人々が失職した。また、大多数の人々の収入が減少した。その中でも、女性たちが最も被害を受けた。様々な調査から、このような情報が浮かび上がってきた。
世界の様々な国と同様に、現在はインドでもコロナの感染状況が落ち着きを見せている。仕事環境は通常になりつつあるが、女性たちの大部分は職場復帰にあたって困難に直面している。その理由は、女性たちが働き方に柔軟性を求めていても、企業側はそれに同意していない。ソーシャルメディアLinkedInは実施した調査報告書で、この問題について明らかになった。報告書によると、女性たちは職場復帰にあたって問題に直面しているだけではなく、その多くが仕事を辞めたいとさえ考えているという。
LinkedIn は最近、2266人の熟練人材を対象に調査を実施した。その中では、仕事の条件に柔軟性を要求すると、給与減額、差別 そして昇進ができなくなるなどの可能性が高まることを明らかになった。この状況下で、今年、多くの女性たちが仕事を辞めた、もしくは、辞めようと考えている。仕事に復帰するにも、その多くが困難に直面している。そのため熟練人材の大多数は、このような状況は雇用主の考え方に責任がると述べている。
調査に参加した女性の約83%は、コロナ後は家族のための時間と仕事のバランスを取れるような柔軟な条件で働きたいと答えている。72%の女性は、そのような柔軟さを提供できない会社では働きたくないと述べている。同様の理由で、約70%の女性は、仕事を辞めた、もしくは辞めようと考えている。
インドでLinkedInの代表であるルチ・アノンド氏は、才能を手放したくなければ、会社は条件を変える必要があると語る。これらの女性たちは、長く働き、経験を積んできたため、彼女たちの仕事には価値がある。彼女たちに仕事をしてもらいたいのであれば、条件に柔軟性をもたらす必要がある。

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(翻訳者:太田穂香)
(記事ID:1038)