日本はバングラデシュに多額の投資を行う、工業地域、港の建設―ターゲットはインド市場
2023年06月04日付 Prothom Alo紙


商業デスク ダッカ
公開日: 2023年4月12日

日本はバングラデシュに工業地域を作ることを提案した。報道機関ロイター通信は当局の言葉を引用して、提案された地域で生産された製品をインド北東部、ネパール、ブータンに販売するための港の開発を含む高度な通信システムを構築したいと考えていると伝えた。
先月、日本の岸田文雄首相のインド訪問後この提案がなされたと、ロイターは報じた。この工業地帯が、3億人の人口を抱えるインド北東部及びベンガル湾一帯の発展を、後押しすると首相は考えている。
岸田氏のインド訪問後、日本政府はバングラデシュへの、12億7000万ドルの投資を承認した。主に、3つのインフラ・プロジェクトにこの投資を行われる。そのうちには、マタルバリ地域に新たな貿易港が含まれる。その港は、トリプラを含むインドの内陸北東部と繋がる。この港の範囲はこれに限定されず、より巨大な国際市場を獲得することも目的とされている。
在インド日本大使鈴木活大は火曜日に、トリプラの首都、アガルタラにおいて、バングラデシュ、インドと日本の間で行われた会合で提起された提案について言及した。彼は、この計画はインドとバングラデシュの両方にとって有益になるだろうと述べた。
鈴木活氏は、2027年中に深海港の運用が開始されるとも述べた。工業地帯を構築する上で、この港が重要な役割を果たすであろうとも述べている。この港を通して、ダッカとインド内陸地域が繋がるのである。
ロイター通信の報道によると、インド中央政府の北東地域担当大臣ジー・キシャン・レッディ氏は、その会議において日本の提案を歓迎した。バングラデシュの外務副大臣、シャリアーリアル・アラム氏は この港を通して、インド・バングラデシュの貿易を促進され、日本を含む他の国からも投資を誘致しやすくなるだろうと述べた。
建設中のマタルバリ港は、バングラデシュ初の深海港であり、ここには大型船が入港出来る。トリプラで2日間行われた会議は、研究機関アジアン・コンフルエンスによって主催された。機関長のソッボサチ・ドット氏は、マタルバリ港からトリプラまでの距離はわずか100キロであり、つまり、マタバリ港は、トリプラを含むインド北東部地域への輸出者の入り口になるだろうと述べた。
中国は、話題の一帯一路構想に数千億ドルを投資することで、世界の様々な地域で影響力を拡大し続けている。それに対抗として、日本とインドはバングラデシュ、スリランカ、アフリカにインフラを構築している。
会議で鈴木氏また、300以上の日本企業がすでにバングラデシュで活動を行っていると述べた。両国はまもなく経済パートナーシップ協定に署名する可能件があり、これによりバングラデシュの工業生産が促進され、より多くの外国投資が引き付けられることになるであろう。
ロイター通信はまた、公式声明を引用して、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相が日本の岸田文雄首相の招待で4月25日から28日まで日本を訪問すると報じた。

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(翻訳者:阿井優吾)
(記事ID:1100)