ウランの最初の出荷分届く、原子力発電国グループにバングラデシュ
2024年01月02日付 Prothom Alo紙


UNB、ダッカ
更新:2023年10月5日19時56分

バングラデシュは木曜日、世界で33番目の原子力発電国として、ループプル原子力発電所(RNPP)向けのウランの最初の出荷分を正式に受け取った。
夢のプロジェクトのロシアの請負業者であるロサトムは、バングラデシュのシェイク・ハシナ首相とロシアのウラジーミル・プーチン大統領のバーチャル出席のもと行われた式典(Graduation ceremony)で放射性燃料を譲渡した。
ロシア国営原子力企業ロサトムのアレクセイ・リハチョフ社長は式典で、科学技術大臣で建築家のヤフェス・オスマン氏に燃料を譲渡した。
国際原子力機関(IAEA)事務局長のラファエル・マリアノ・グロッソは、ビデオ会議を介してこの式典に参加した。
ループプル原子力発電所1号機の核燃料ウランの最初の出荷分は、9月28日にバングラデシュに到着した。
ロシアからの特別航空貨物で、ウランの積荷をダッカに到着した。到着翌日、厳重な警備の下、陸路で原子力発電所に運ばれた。
ロシアにある工場からダッカのハズラット・シャージャラル国際空港まで、特別機で核燃料のウランが輸送された。
この燃料は、ロサトムの燃料生産協力会社テベルの子会社であるロシアのノボシビルスク化学精鉱プラント(NCCP)で生産される。
ロシアの請負会社ロサトムは、一基1,200MWずつ計 2 基で 2,400 MW の電力が作られるループプル原子力発電所の建設を担当している。
発電所の1号機の原子炉は2021年10月に、2号機の原子炉は2022年10月に設置された。
政府は2009年にRNPPプロジェクト設立を計画し、2009年5月13日にロシアと「原子力の平和利用」に関する覚書に署名した。
2013 年 1 月 15 日、ループプル原子力発電所の準備段階で工事施工用に 5 億米ドルの国家輸出融資の協定に署名した。
政府は、2015年に原子力発電所建設のためモスクワと126億5,000万米ドルの一般契約を(GC)を結んだ。
バングラデシュは2016年7月にRNPPに113億8,500万ドルの融資を受けるため、ロシアと金融協定を締結した。この額はプロジェクト費の90%に当たる。
科学技術省は、最近、発電所の1号機が2024年7月に、2号機が2025年7月に稼働開始する可能性があると発表した。

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(翻訳者:滝本祝)
(記事ID:1147)