ケニアはアダニとの25億ドルの契約解除を発表
2025年01月02日付 Prothom Alo紙


アル・ジャジーラ
更新;2024年11月22日
アフリカの国、ケニアはインドのアダニ・企業グループとの25億米ドルの契約を解除すると発表した。アル・ジャジーラは、ロイター通信によりこの情報を報じた。
アダニ・グループのゴータム・アダニ会長が米国で贈収賄と詐欺罪で起訴されたことを受け、ケニアがこの発表を行なった。
ゴータム・アダニは世界的に最も裕福な人物の一人である。先週水曜日、米国検察当局はゴータム・アダニとその関係者の一部を起訴した。
同日、米国でゴータム・アダニに対して逮捕状が発布された。甥のサガル・アダニに対しても逮捕状が発布された。
しかし、アダニ・グループは声明で、米国の検察官らの申し立ては「根拠がない」とした上で「あらゆる法的措置」を講じると述べた。
ケニアのウィリアム・ルト大統領は木曜日、同国の議会で演説した。この演説で同氏はアダニ・グループとの二つの契約を解除する旨を発表した。
1つの契約の価値は20億ドル相当である。この契約に基づき、アダニ・グループは同国のジョモ・ケニヤッタ国際空港に第2滑走路を建設予定だった。これとは別に、空港の旅客ターミナルを30年のリースに基づいてアップグレードされる予定だった。
ルトはまた、別の30年間、7億3600万ドルの官民パートナーシップ(PPP)契約を解除すると発表した。アダニ・グループの企業は先月、ケニアのエネルギー石油省と送電線を建設する契約を結んでいた。
ケニア大統領は、運輸・エネルギー・石油省の関連期間に対し、契約を即時解除するように指示したと述べた。この決定は、捜査機関やパートナー国から受け取った新たな情報を考慮して行われた。
国会議員らはルト大統領によるアダニ・インダストリアル・グループとの契約解除の発表を賞賛し、歓声を上げた。
多くのケニアの政治家や一般国民が協定の透明性に疑問を抱いていた。国内では協定の金銭的価値についても強い批判があった。現在ケニアは二つの契約の解除を発表した。アダニ・グループの代表者らはコメント要請に未だ応じていない。

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(翻訳者:福手望々美)
(記事ID:1181)