イランとの貿易:インド人と彼が所有する4つの会社に対する米国が制裁を科した
2025年05月31日付 Prothom Alo紙


インド紙:インディアン・エクスプレス
公開:2025年4月11日
 アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするインド人実業家および彼が所有する4つの会社に対して、アメリカが制裁を科した。これは、イランの原油および石油製品の取引に関与していた疑いによるものである。
 アメリカ財務省の外国資産管理局(OFAC)の情報によると、インド国籍のジュグビンダー・シン・ブラールは複数の海運会社を所有している。これらの会社には合計約30隻の船舶があり、その多くがイランの業務に使用されているという。
 ブラールとともに、制裁対象となった彼が所有する4つの会社は、インドを拠点とするグローバル・タンカーズ、B&Pソリューションズ、そしてアラブ首長国連邦を拠点とするプライム・タンカーズおよびグローリー・インターナショナルである。これらは、トランプ政権の「最大限の圧力」政策の一環として科された制裁である。こうした圧力の一環として、わずか3か月未満の間に、イランの利益に関係する様々な個人および団体に対して、5回にわたる制裁が発表された。
 トランプ政権による、イランの石油取引に対するキャンペーンが始まる以前にも、いくつかのインド企業に対して制裁が科されていた。例えば、昨年10月には、イランの石油輸送に関与していたとして、インド拠点のガッバロ・シップ・サービセズが制裁を科された。また、8月および9月には、ロシアの「アークティックLNG2」プロジェクトからのLNG(液化天然ガス)輸送に関与していたとして、アメリカはインドに登録されている3つの海運会社に制裁を科した。このプロジェクトは、アメリカの制裁対象に含まれている。
 例として、今年2月には、OFACおよびアメリカ国務省が、色々な国の30以上の個人および船舶に対して制裁を科した。その中には、インド拠点の4社も含まれている。今年3月には、イランから大量の原油を購入・精製したとして、中国のある製油所に制裁が科された。この製油所は、トランプ大統領の初任期である2018年から様々な制裁の対象となっている。
 OFACによれば、ブラールの4社が所有する船舶は、イランの石油を輸送するために使用されていた。これらの船は、ナショナル・イラン・オイル・カンパニー(NIOC)およびイラン軍のために石油の輸送を行っていたう。
 トランプ政権による、イランの石油取引に対するキャンペーンが始まる以前にも、いくつかのインド企業に対して制裁が科されていた。例えば、昨年10月には、イランの石油輸送に関与していたとして、インド拠点のガッバロ・シップ・サービセズが制裁を科された。また、8月および9月には、ロシアの「アークティックLNG2」プロジェクトからのLNG(液化天然ガス)輸送に関与していたとして、アメリカはインドに登録されている3つの海運会社に制裁を科した。このプロジェクトは、アメリカの制裁対象に含まれている。

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(翻訳者:森勇人)
(記事ID:1195)