両岸に木々、真ん中には運河―ラジシャヒにある小さな”シュンドルボン
2025年11月12日付 Prothom Alo紙


アブル・カラム、ラジシャヒ
公開:2025年9月28日
水が引いたばかりだ。岸辺には、柔らかい泥が残っている。運河に係留されている旅行者向けの舟は波で少しゆれている。四方が森に囲まれた環境だ。 森の下にはベトベトした泥があり、まるでマングローブ林の写真のよう。この景色を見るために毎日数多くの観光客が訪れている。訪れた人々が思わず、まるで小さなションドルボンだ、と言ってしまう。
最近では、ラジシャヒは一つの美しい街として知られている。パドマ川の岸辺に建てられたこの都市の川辺はエンターテイメント愛好家の間では特に魅力的な場所なのである。市のパタンパラ地区にはラロン・シャー・ムクコトモンチョの下に運河が掘られた。乾季にはパトマ川の本流からは、遠く離れていても、ラジシャヒの子供達は、川の存在を感じられるのと舟で行き来することが出来る。
運河の向こう岸には、様々な木々が植えられている。今年は、それらは素晴らしい景観を作り出している。運河の北岸には市役所に植えられた美しい木々の列が成している。雨季にはこの運河では長い間水を保持している。しかし今、この運河は、シュンドルボンの中を通っている小さな川のように見えるのだ。
ここ数日間パドマ川の水は減り始めている。これにより、運河の南方の岸辺では木々の根が見られる。シュンドルボンのマングローブ林から潮が引いた後の森には厚い泥が見られるような光景だ。土曜日の朝にムクコトモンチョの下に立っていると、このすばらしい景色を見られた。両岸に木々の列の真ん中を流れている運河が"小さいションドルボン" として知られている。
大学生のオーラブさんは金曜日の朝この観光地を訪れた。それを見て彼は、「これはミニ・シュンドルボンだ。水が減り、ガートには柔らかい泥がある。潮も引いているように思える」と叫んでいた。
ラロン・シャー・ムクコトモンチョの隣には実業家・政治家であるシャフィクル・アラムの邸宅もある。そこで彼とも会えた。このことについて彼は、「その場所は今回、小さい シュンドルボンのように見える」と興奮気味に語った。午後には多くの人が訪れる。
ラジシャヒ市チョウッドパイ地区のモモターズ・ベグムは、毎年雨季に娘を連れてここを訪れる。土曜日の朝、彼女はムクコトモンチョの近くに、娘を連れて腰かけていた。彼女は、 「ここは川を眺めるのには最高の場所。とても良い気分だ。今回は運河の向こうに植えられた木々も大きくなっている。ここに座っていても、大きい川は見ることはできないが、運河の両側の木々を見てシュンドルボンの“雰囲気"を感じることができると語った。

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(翻訳者:田村将寛)
(記事ID:1242)