世界市場で食料品の価格やや低下:FAO
2025年11月12日付 Prothom Alo紙
ロイター通信
公開:2025年10月4日
世界市場では、今年9月に、食料品の価格がやや下落した。特に、砂糖と乳製品の価格が下がった。しかし、肉の価格はやや上昇した。
国連食糧農業機関(FAO)は今日金曜、先月の世界食糧価格指数がわずかに下がって128.8 ポイントになったと発表した。これは、先月8月は(修正後)129.7ポイントだった。
FAOの報告によると、世界市場での砂糖の価格は下がり、2021年以来最低の水準に下がった。ただし、その商品の価格は7月には過去2年間で最高だった。翌月もその価格は安定していた。しかし9月の砂糖の価格指数は4.1%下がった。
砂糖の価格下落の主な理由は、供給状況の向上である。今回は、ブラジルでの生産が予想より多かった。インドとタイでも、良好な収穫の可能性がある。
一方で、乳製品の価格指数は、先月2.6%下がった。主にバターの値下がりのために、この 製品の価格が下がった。太平洋地域での乳製品の生産増加の可能性も、好影響を与えている。 FAOの穀物価格指数は、8月に比べて9月は0.6%下がった。その中で、世界的な需要の減 少の結果、小麦の価格は3か月連続で下がっている。アルゼンチンが輸出関税を一時的に停止したため、トウモロコシの価格も下がった。さらに、フィリピンやアフリカの買い手の発注が減り、先月はコメの価格指数も下がった。
牛と羊肉の価格上昇により、先月の肉類価格指数は0.7%上昇した。アメリカでは国内供給が限られる一方、需要が増加したため、牛肉価格は再び最高水準に達した。
FAO の別の報告によると、2025年の世界の穀物生産量は29億7,100万トンに達する可能 性があり、これは8月に出された29億6,000万トンという予測より多いという。
報告では、今年の世界の穀物生産量は昨年に比べて3.8%増える可能性があると述べられて いる。そうなれば、それは2013年以来最大の年間成⾧率となる。
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(翻訳者:成見知紗)
(記事ID:1248)