貿易を装い、バングラデシュから10年間で683億ドルが流出
2026年06月02日付 Prothom Alo紙
特派員、ダッカ
公開日:2026年3月29日
貿易を装い、バングラデシュから過去10年間で683億ドルのお金が流出した。現在の為替相場(1ドル122タカ)では、この金額は8兆3300億タカ以上になる。これは毎年平均して68億3000万ドル以上流出していることになる。
3月26日、アメリカ拠点の国際組織「グローバル・ファイナンシャル・インテグリティ(GFI)」は、アジアの発展途上国から、貿易を装った不正な金銭流出があったという報告書を公開した。その中でバングラデシュからのお金の流出が浮き彫りになった。報告書によると、アジアの発展途上国の中で不正な金銭流出がある10か国のなかにバングラデシュもあるとのこと。主に、貿易業務における「虚偽申告」の手法が資金流出の方法として用いられていた。
暫定政権下で経済についての白書を作成するための委員会は2024年12月に報告書を提出している。それによると、前アワミ連盟政権下の2009年から2024年の間に、合計2340億ドルが国外に流出した。当時の為替レート(1ドル120タカ)では、この額は、28兆タカになる。これについて毎年平均して7兆8000億タカが流出したと言える。
アワミ連盟政権では汚職まみれの政治家、実業家、金融界の大物(裏で暗躍する人)、官僚、仲介業者らがこれほどのお金を流出させていた。
GFIの報告書によると、毎年平均約68億3000万ドルを流出している。これは対外貿易総額の約16%に相当する。その大部分は貿易価格の操作(虚偽申告)を通して行われた。
報告書によると、流出した合計額のうち、約328億ドルが先進国に流れた。報告書では、バングラデシュでは貿易を装った流出のリスクが高いと取り上げている。
報告書で、この種の資金流出は発展と良き統治にとって大きな障壁であると述べられている。これにより、国内資源の収集が弱体化し、税収が減少するとともに、公共サービスやインフラ投資に必要な資金が制限されてしまう。
GFIの報告書によると、経済規模の大きな国ほど貿易量も多いため、不正な資金の流れや流出も多く見られる。例えば、過去10年間で中国から、6兆9600億ドル、タイから、1兆1800億ドル、インドから1兆600億ドルが流出した。年間貿易総額に占める流出額の割合は、中国は約25%、インドは約22%に達している。
GFIは、流出阻止するため関税制度の強化、地域協定を通じた情報共有の強化、自由貿易地域の透明性向上 そして国際協力の強化を推奨している。
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(翻訳者:比奈地悠佳)
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