アゼルバイジャン自由連合デモ警官隊と衝突(Radikal紙)
2005年10月10日付 Radikal 紙

バクー発

バクーでは、11月6日の大統領・議会選挙を前に政権側と野党側のデモ衝突が続いている。(バクー)県当局が2週間にわたって認可を与えなかったにもかかわらずデモを実施し抗議の姿勢を見せた主要野党によって組織された「自由連合」は、警官隊の強硬な鎮圧に遭った。
首都バクーの通りという通りから小規模なグループとなって地下鉄「5月28日」駅のある広場に入ろうとしたデモ隊は、機動治安行動をとった警官隊によって阻まれた。前回のデモを目にしている警官隊がより厳しい姿勢で対応し、デモ隊を解散させるために対象を選ばなかったことが注意を引くが、ジャーナリストや通りを通行中の一般人の中には弾圧の対象になった者もいた。ジャーナリスト2名を含む27名が負傷する一方、複数の野党勢力首脳はデモ参加者のうち数百名が身柄を拘束されたと述べた。
政権与党である新アゼルバイジャン党(YAP)本部ビル前で生じた混乱では、建物前にいた治安部隊員が2人のジャーナリストのカメラを接収しようとした。ジャーナリストのうち1名は事件現場から離れることができたものの、別の治安部隊印によって殴る蹴るの暴行を受け死亡した。

■「デモは続ける」
デモに参加し治安部隊から暴行を受けたペナ・ヒュセイノフ元首相は、警官隊が苛烈な鎮圧策をとったと主張し、「(警官隊は)目の前で女性2人をためらいもなく殴ったのです。われわれは民主主義の権利を行使したいと望んでいるだけなのです」と述べた、ヒュセイノフは、バクー市のあらゆる地区で行われたデモに数千人が参加したと明らかにした。自由連合首脳によって行われた会見では、市中心部での集会実施は民主主義的な権利の一つであることと、デモを今後も続けていくこと、が表明された。


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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:1064 )