アフマディーネジャード大統領、パキスタン大統領と電話会談:「イランはパキスタン震災者に全面支援の用意」 ハムシャフリー紙
2005年10月11日付 Hamshahri 紙

2005年10月11日ハムシャフリー紙

【メフル通信】マフムード・アフマディーネジャード大統領はパルヴィーズ・ムシャッラフ・パキスタン大統領と電話で会談し、その中でイラン・イスラーム共和国はパキスタンの震災者に対し全面的に支援していく用意があることを伝えた。

 イラン大統領はこの電話会談の中で、パキスタンで地震が発生したことに哀悼の意を表明、この地震により非常に多くのパキスタン市民が犠牲になったことについて、同国政府と国民に弔意を表明した。

 アフマディーネジャード大統領は、「イランの政府と国民は全力を尽くして、友人であり同胞であるパキスタン国家を支え、すでに表明済みの救援物資の輸送以外にも、パキスタンの指導者たちとあらゆる協力を行っていく用意がある」と強調した。

 イランは危機管理と震災者支援での経験が豊富であると述べた上で、アフマディーネジャード大統領はパキスタン政府の指導者たちによる的確な行政とパキスタン国民の忍耐力とにより、同国があらゆる問題を克服していくことを希望すると表明した。

 パルヴィーズ・ムッシャラフ・パキスタン大統領もまた、この電話会談の中で、イラン大統領によるパキスタン政府・国民に対する弔意と同情に謝意を表し、パキスタンで起きた震災は大いなる悲劇であると言及した上で、この悲劇に対してイランが援助の用意を表明したことは、パキスタンにとって心強い限りであると評した。

 ムシャッラフ大統領は、パキスタンが国際社会に対して援助を要請していることに触れ、我が国からの救援物資の輸送に感謝の意を示した。

 同大統領は最後に、「パキスタン政府は現在、震災者支援の体制構築に取り組んでおり、被害者の救援に全力を尽くしているところである」と強調した。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:1072 )