パキスタン地震:トルコからの救援隊、105時間ぶりに女性救出(Hurriyet紙)
2005年10月13日付 Hurriyet 紙

TSK(トルコ軍)特殊部隊司令部のDAK(Doğal Afetler Arama ve Kurtarma Timleri=自然災害捜索救護チーム)と、イスタンブル県保健局のUMKE(Ulusal Medikal Kurtarma Ekibi=国民医療救護チーム)は、パキスタンのカシミール地方を襲った地震から105時間後の昨日、一人の女性を瓦礫の下から救出することに成功した。女性の夫は「ありがとうトルコ」と言って喜びの気持ちを表した。

ムザッファラバードで活動していたトルコチームが、ラシデ・ファルクという45歳の女性を、全壊した住宅の瓦礫の下から救出したと、AFP通信が報じた。3児の母である女性の奇跡的な救出に、近所の人々は拍手を送った。女性の夫で雑貨店を営む48歳のマフムド・ファルクはとても喜んでいる。ファルクは、「妻に再び会うことができとてもうれしい。また一緒に新しい生活を始められる。ありがとう、ありがとう、ありがとうトルコ!」と言った。

一方、そのそばで倒壊した家からは、5歳の女の子が自力で脱出した。ラリフ・ヒュセインと言う名の女の子の家族は、「瓦礫の下にいるなんて知らなかった。下に何人かいるはずだと思って瓦礫を掘り起こして穴を開けた。すると、地震が起こった時に身に着けていた赤い服を着たラリフが外に出て来たのだ」と話した。かなり衰弱しながらも、ラリフは一階にいたのだ。自力で這い出てきたのは奇跡だと言われている。

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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:1078 )