続報:母親「娘の虐待死は義父のせい」 シャルグ紙
2005年10月26日付 Sharq 紙

2005年10月26日付シャルグ紙11面(社会面)

〔注:以下の記事は10月19日付の記事http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News20051020_1123.htmlの続報です〕

【ファールス通信】イラン北東部の都市マシュハドで起きた、5歳女児<ファーテメ>の虐待死事件で、母親は取調べの中で、娘は義理の父親に虐待されていたと主張した。

 意識不明の状態に陥ったファーテメは、今年のメフル月22日〔10月14日〕の朝9時、30歳の母親によって市内のファーラービー病院に運び込まれた。救急救命にあたった医師らは、傷跡から女児が頭を強く打って昏睡状態にあると診断し、救命処置を開始した。看護士らがファーテメの衣服を脱がせると、恐ろしい光景を目の当たりにした。彼女の体には虐待の痕跡がいくつもあったのだ。全身の各部にタバコの火を押し当てられた跡があり、手足や腹部、耳の裏などに歯でかまれた跡や、ナイフで切りつけられた跡もあった。頭蓋骨を強打したせいで脊髄が切断され、神経組織の大部分が機能不全に陥っていた。さらに女児は細菌性の病気にかかっていたため、毛が抜け落ちていたのだが、家族は何の措置も取らず、治療を受けさせなかった。

 医師らが救急措置を行った後、同病院内のICUが満床だったために、女児は市内の救急病院へ移送された。丸一日間の昏睡状態の後、メフル月24日〔10月16日〕7時30分、同病院のベッドの上で死亡した。報告によると、捜査員らはセディーゲという名の母親を拘束し、本件捜査本部がマシュハド検察庁殺害事件専門局において、地方検察官の指揮の下、立ち上げられた。

 女児の死後、事情聴取に応じた母親は次のように供述した。「ファーテメは前夫との間にできた子供です。前夫が亡くなった後、別の男性と知り合い、再婚しました。再婚した夫はファーテメに関心を持たず、いつも娘を虐待していまいした。事件が起きた日、夫は娘がおもらしをしたことに腹を立て、彼女を1.5メートルの高さから投げ落とし、そのために娘は意識不明になってしまいました」。さらに、「夫はファーテメが死んだと知ると、行方をくらましました」と供述した。

 警察による捜査では、この母親も〔男児の出産を望んでいたにも関わらず〕女児のファーテメが生まれたことを理由に虐待を加えていたことが明らかになっている。現在、この事件の捜査を指揮する検察官は、どのような虐待がどれくらいの割合で行われたのか、そしてファーテメの致命傷は何だったのかについて究明するよう、法医学の専門家チームに鑑定を命じている。現在のところ、この事件には母親と義父の2人の容疑者がおり、この点に関して捜査が続けられている。

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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1186 )