“EUの首都”、イスタンブルに続々と─フランス通りの次はブリュッセル通り(Milliyet紙)
2005年10月07日付 Milliyet 紙

EUの首都を抱く街、イスタンブル─新市街のベイオールに造られるブリュッセル通りでは来年、これまで本場でしか味わえなかったすべての“味覚”が味わえるようになる。

ベイオールに、「フランス通り」に続いて今もEUの首都でありNATOの中心地であるブリュッセルが移転する!
EUの25加盟国の国旗がたなびく「ブリュッセル通り」の計画書には、ブリュッセル地域経済商業参事官のサビフ・アカイ氏とフランス通りを担当した建築家メフメト・タシュディケン氏がサインした。

■歴史的な波止場を保全

計画の対象となる通りの建物一つ一つには番号が振られ、見取り図も描かれていると話すアカイ氏は、次のように述べた。
「ブリュッセル通りの元になる通りには非常に古い歴史的建造物がたくさんある。これらは基本的に修繕して利用する予定で、取り壊す建物はごく少数だ。200万ユーロを出資するメインスポンサーと10~20万ユーロの小さなスポンサーを募り、計画を実現させる。来年末までにオープンさせたい」。
ブリュッセル地域経済商業参事官であるアカイ氏は、これまで2年間この計画に携わっており、建築家のタシュディケン氏が役所の官僚的体質に直面しながらもフランス通りの計画を実現させたことがきっかけとなり、ブリュッセル通りの計画も持ち上がったと付け加えた。来年末のオープンを待つ通りには、ブリュッセルによく見られるカフェとレストランが軒を連ねる予定だ。

■ビール、レース、チョコレート

千種類に近いビールをストックするカフェやレストランと並んで、ブリュッセルの有名なレース製品やチョコレートを販売する小さな店が開かれる。通りはまたブリュッセルの文化を発信する中心地となり、現地からやって来るダンスグループやアーティストが参加してイベントが開かれる。画家の作品も展示される予定だ。

■ブリュッセルとイスタンブルを姉妹都市に

イスタンブル市のカーディル・トプバシュ市長がブリュッセルとイスタンブルを姉妹都市にする計画を進めていることに触れ、アカイ氏は、言葉を以下のように締めくくった。
「イスタンブル市は1、2週間前にブリュッセル地域行政府に姉妹都市縁組を申請する公的な文書を送った。ブリュッセル側も議会の承認を経て立場を同じくするだろう。姉妹縁組について今年11月に結論が出ることはほぼ間違いないだろう」。

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( 翻訳者:近岡 由紀 )
( 記事ID:1017 )