白色は消灯している信号を意味、信号機に1色を追加(ハムシャフリー紙)
2005年11月07日付 Hamshahri 紙

■テヘラン東南部における第110都市開発計画の実施準備完了

都市部:テヘラン市役所交通管理会社専務カームラ―ン・ラヒーモフ博士は、信号機の表示色の変更を発表し、次のように述べた。「徐々にテヘラン市の交差点における全ての信号機は、LED(発光ダイオード)による照明を装備することになろう。」

テヘラン市役所の広報部の発表によると、ラヒーモフ博士はこの発表において次のようにコメントした。「この計画は、運転手の信号誤認を減少させ、運転時における市民の安全をより拡大することになるだろう。」

さらに、「現在、テヘランの交差点と大通りに設置されている信号機は100W電球により点灯されており、この電球を覆うレンズの色によって青、黄、赤色に見えるよう設定されている。ところが、『信号機用電球』と呼ばれるこの電球は、大量の電力の消費する上、寿命も限られている。信号機へのLED照明の設置は、省エネルギーと運転手による誤認の減少を目的として実施されるのである。」と続けた。

ラヒーモフ博士は、LED照明を使用する利点として、100W電球の10分の1の消費電力、メンテナンスフリー5年以上、通常の電球より強い光を発し、運転手の誤認による衝突事故発生の抑止効果、そして何よりも重要なものとして信号機のレンズを省けることを挙げ、次のように述べた。「現在、日光が信号の照明と水平になる、早朝の時間帯と日没時には、日光の水平な光がレンズに反射して、信号機内部の電球は太陽光に対抗できるだけの輝度がない。結果として、運転手は誤認を起し、信号の消灯、点灯の識別が困難になる。これは専門用語でファントム現象と呼ばれている。」

 同専務は、テヘランの東西を走るモタッハリー、シャヒードベヘシュティー、エンゲラーブ、ジョムフーリーのような通りについて、早朝と午後の時間帯において上記のような現象が見られるとし、次のように述べた。「信号機へのLED使用により、信号機表面は無色となる。〔これまでの電球式信号機における〕信号消灯時には白色を灯し、点灯時には高輝度を発することで、運転手の誤認率はゼロとなり、運転時の安全率は上昇する。つまり運転手は、赤信号や青信号が点灯しているか消灯しているかについて非常に認識しやすくなるであろう。

 ラヒーモフ博士は、本年のテヘラン市役所交通輸送協会閉鎖協定に基づき、目下テヘラン市の10箇所の交差点の信号にLED照明が装備されていることに触れ、次のように述べた。「カーメラーニーイェとファルマーニーエ通りおよびパースダーラーンとファルマーニーエ通りの第1地区の2ヶ所の交差点、キャリームハーンとサナーイー通りの交差点がある第6地区の1ヶ所の交差点、タフティー3差路から後の第7地区の1ヶ所の交差点、ダームペゼシュキーとルーダーキー通り、ジェイフーンとルーダーキー通りがある第10地区の5ヶ所の交差点にこの新しいシステムが設置されている。」

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( 翻訳者:岩間 縁 )
( 記事ID:1274 )