2006年W杯ドイツ大会のプレーオフ:トルコ4-2でスイスを下すも出場ならず(Milliyet紙)
2005年11月17日付 Milliyet紙

 アルパイの反則と続くフライのPKで動揺したトルコチームだったが、すぐに立ち直った。トゥンジャイの2得点とネジャティのPKで望みをつないだ。ストレーラーのゴールにトゥンジャイのゴールで応酬したが、5点目を決めることはできなかった。

 顔を上げてスコアボードを見ると開始わずか28秒だった。審判はペナルティキックを与えた。フライの前に落ち、エルギュンがインターセプトしたボールをアルパイはハンドしてしまった。ちょうど最初の試合でのポジションを思い起こさせた。何度も話題に上ったミュッラーのポジションを。しかし今回は審判も違えば、審判が出すファウルもなかった。フライがフリーキックを蹴った。キーパーのヴォルカンはボールとは反対方向に反応した。まだボールにタッチする前に決めなければならない点数は4点に増えた。ひっくり返すことは難しい点数だった。テリム監督はこの後、左サイドのエルギュンと中央のトルガの2人のディフェンダーに何度も「前に出ろ」と指示し始めたが、思うにこの指示の意味はスイスの新聞記者も容易に理解しただろう。このようにして2人のミッドフィルダーのうちセルチュクはディフェンスラインの安全を確保し、エムレはフォワードのすぐ後ろに上がってパスを送る。セルハットとトゥンジャイがウイングでの攻撃を、ハミトとエルギュンのサポートを受けて行うはずだった。

 試合開始時に4-2-2-2のようなフォーメーションだったチームは、2-4-4のようなフォーメーションで狭いフィールドを使って試合運びをすることを目指した。最初の10分までにハカンの3本を含む4本のヘディングシュートは当たりが弱かった。押し気味に試合を進めているように見えたが、シュートは当たりが弱く、精度も低かった。

 スイスチームはと言えば、4-5-1の守備的なフォーメーションで固められていた。トルコは余ったハミトを十分に活用できず、エルギュンは頼りにならなかった。このプレスの効いた試合にポジションを見出だしたのは、予想に反してスイスだった。ギガはマンツーマンのマークに押され左から逃げパスに失敗した。そしてトゥンジャイが中央に出てきた。カドゥキョイの反逆児トゥンジャイ〔注:トゥンジャイの所属チーム、フェネルバフチェはイスタンブルのカドゥキョイ地区にある〕は、24分のエムレのフリーキックの際にディフェンス陣を蹴散らしてヘディングした。遮二無二暴れまわった。彼のこの状態はチームにも伝染した。ひるんでいるように見えた観客が立ち上がり、スイスは恐れた。エムレも頑張りを見せ始めた。クーンはスイスチームのハカンと称されるシュテッラーを試合に参加させ、前でボールを持っていた選手が本来の仕事をするまでこうして圧力をかけていた。圧力の結果、トルコチームは2-2-6というポジションとなった。その後はボールを出すことを余儀なくされた。しかし何の偶然か、ありがたいことに、完全に試合の主導権を失った中、37分にトゥンジャイがゴールを決めた。


■ノーマークにしてしまった
 後半ではもうこうした圧力は効かなくなってきたが、スイスチームは間も無く流れをつかんだ。普段通り、動きが遅くパスミスを何度もしたトルコのディフェンダーは相手をノーマーク状態にしてしまった。47分と65分にフライが、当然の成り行きとしてボールを外に出した。このリスクは冒す価値のあるものだった。最後に決められたゴールもここからではあったが。51分にセルハットが受けたファウルで、ネジャティが打ったPKは奇跡の扉のようだった。61分にマンツーマンのマークのついたハカンが、すでに自分のトレードマークともいえるそのゴールを外さなければ、スイスは完全にフィールドから消されていたかもしれない。コントロールをなくしていた割にはディフェンスのプレッシャーはうまくやれていた。賞賛に値する。しかし実のところ、77分にエルギュンのポストをかすめたシュートの他に、はっきりとしたチャンスはなかった。2分後にはヴォルカンが出てきて、ストレーラーはちゃんとしたポジションでゴールできなかった。エムレとネジャティは、ボールをすでに以前のようにコントロールできず、チャンスはゴールされる1分前にあったが生かせなかった。3人の選手が同時に内側へ入った。戻ってきたボールを出さないようにとトルガは内側へ入れ、そこへ来たストレーラーはドリブルをせざるをえなくなり、結局ドリブルしながらシュートした。88分に、トゥンジャイが夢をあきらめきれずにゴールを放った。スイスが予選で受けたゴールは全部で7回だったが、うち4点はトルコが奪ったものだ。にもかかわらず我々は選に漏れた。なんと残念な!

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(翻訳者:佐藤 淳也)
(記事ID:1314)