夫殺しの妻に起訴状 ハムシャフリー紙
2005年11月15日付 Hamshahri 紙

【事件部】夫をシアン化物の錠剤で殺害した事件で、昨日検察代表が起訴状を提出した。

当紙記者の報告によると、今年オルディーベヘシュト月17日(5月7日)の夕刻、ログマーン・ハキーム病院で50歳の男性が不審な死に方をしたという通報が警察にされた。

警察はこの男性の妻に事情聴取を行い、妻は、「その日、夫は自分の姉妹宅から家へ戻り、夕飯を食べました。しかし食事のあと様子がおかしくなり、突然意識を失いました。すぐに病院へ運びましたが、夫は数時間後に亡くなりました」と証言した。

警察の捜査では、男性の死に不審な点があるとされた。そこで〔遺体の〕毒物鑑定と並行してさらに捜査を行った結果、妻は亡くなった夫と2年前から深刻な不和に陥っており、離婚直前まで話が進んだことも2度あったことが分かった。こうした捜査の中で再び男性の妻に対して取り調べが行われたが、彼女は一貫して夫の殺害を否定し続けた。

しかし事件発生から58日後、法医学の専門家達が、男性はシアン化物により殺害されたと発表した。この事実を糸口として、妻は〔夫の殺害について〕自供をはじめ、夫の暴力や惨い仕打ちが殺害の動機だったと語った。妻は夫の殺害を認めた後、ある男性が共犯者であることを口にし、捜査員に対し、「しばらく前に男性と知り合って恋愛感情を持ち、彼と結婚するために夫の殺害を決心した」と語った。

昨日、検察代表からこの2人の容疑者に対して起訴状が提出された。女性と共犯の男性はそれぞれ殺人・殺人幇助の罪で裁かれる予定である。

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( 翻訳者:久野華代 )
( 記事ID:1328 )