西洋はイスラームに対する恐怖心に呵まれている:ハータミー ハムシャフリー紙
2005年11月29日付 Hamshahri 紙

2005年11月29日付ハムシャフリー紙

【IRNA】:ハータミー師は、スペインのマヨルカ島で記者をシャットアウトして行われている「文明間の連帯」に関する国連の高官らとの会合の中で、「西洋がイスラームに対して抱いている恐怖は全く正しくない。なぜならテロリズムはイスラームと関係がないばかりか、平和を希求し、人類愛を掲げるこの宗教の原理に反しているからだ」との見解を述べた。

 同師はさらに、「テロリズムはイスラーム教徒にとっても、キリスト教徒にとっても、ユダヤ教徒にとっても、認めることのできない現象であり、全人類はテロの撲滅に一体となって当たる必要がある」と語った。

 イラン・イスラーム共和国前大統領であるハータミー師は続けて、イスラーム文化・文明のすぐれた特長を列挙した上で、「イスラーム世界は今日、以前にも増して、西洋の攻撃を受けやすい立場に置かれている」と指摘し、さらに「西洋文明は偉大なる成果を残してきた。その中には、イスラームに拠るところが多いのも事実である。しかし時代の変遷とともに、西洋思想は個人主義に依拠するようになり、ために他の諸々の文明、文化を軽視するようになってしまった」と付け加えた。

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( 翻訳者:大石容子 )
( 記事ID:1408 )