米大使:イラク問題に関してイラン側との会談、いまだ実現せず シャルグ紙
2005年12月15日付 Sharq 紙

2005年12月15日シャルグ紙5面

【ILNA】ザルメイ・ハリールザード在イラク・アメリカ大使は、「イランはイラクで起きている様々な出来事・事件に影響力を行使しようと企てている」と主張した。

 同大使はまた、イラクは近隣諸国という点から難しい状況下に置かれていると述べ、「イラク近隣には、イランのような地域に覇権を確立しようとの願望をもった国々が存在している。このような国々は、民主主義の成功を恐れているのだ」と述べた。

 ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、ハリールザード大使は「イランがイラクの内政に干渉するようなことは好ましくない」とつづけ、さらに「武器がイランからイラクに持ち込まれたり、イラク人への〔武器の扱い方に関する〕トレーニングがイランによってなされるような事態は、望ましいものではない」と主張した。

 ハリールザード米大使は、イラク問題についてイランと話し合う許可を本国政府から既に得ているが、しかし土曜日の会見で同大使は、そのような話し合いはいまだ実現していないと述べた。

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( 翻訳者:齋藤あかね )
( 記事ID:1533 )