国際警察機構、モガッダス判事に対するテロ事件の共犯容疑者の捜査に着手 ハムシャフリー紙
2005年12月20日付 Hamshahri 紙

2005年12月20日付ハムシャフリー紙

【事件部】モガッダス判事に対するテロ事件の捜査を担当する判事からの要請で、国際警察機構が同テロ事件の容疑者逮捕へ向けて、捜査を開始することになった。

 本紙記者の報告によると、去るアーザル月12日〔12月3日〕の夕方、テヘラン市民からの情報提供によって、アリー・アシュラフ容疑者逮捕の報が伝えられた。ファフロッディーン・ジャアファルザーデ・テヘラン刑事検察庁長官によると、同容疑者の容疑は、テヘラン更生検察庁長官であったモガッダス判事に対するテロとの由。

 アシュラフ容疑者は、捜査本部第一課の捜査官らによる捜索により、逮捕された。警察が容疑者の身柄拘束の際、法にもとづいて容疑者に対して拳銃を使用し、4発の銃弾を発射したため、アシュラフ容疑者は足に怪我を負い、サッジャード病院に搬送された。容疑者の身柄拘束から数時間後、同容疑者の主な容疑がモガッダス判事に対するテロであることが発表された。

 ジャアファルザーデ・テヘラン刑事検察庁長官、及びホナルマンド判事は、容疑者が搬送された病院で、容疑者に対する取り調べに着手した。他方、事件の捜査を担当する治安当局者らは、容疑者逮捕の報が流れてから最初の数時間、この報道に対するコメントを差し控えていた。アーザル月13日〔12月4日〕になっても、ある上層部の司法関係者は、アリー・アシュラフ容疑者の容疑はモガッダス判事に対するテロであるとの情報を否定し、「同容疑者は〔別の〕罪に問われているのであって、モガッダス判事に対するテロの主犯というわけではない」と語った。アリー・アシュラフ容疑者は病院で数日間治療を受けた後、取り調べのためにテヘラン捜査本部第一課に移送された。

 現在、同容疑者は強盗容疑で捜査第一課の取り調べを受けているが、本件担当判事の命令により、テヘラン捜査第十課のエリート将校らの監督下で、テロ容疑についても追及が行われている。モガッダス判事に対するテロの首謀者の似顔絵がアリー・アシュラフ容疑者に極めて似ているものの、容疑者は依然として同容疑を否認している。

 その一方で、警察は容疑者の共犯者2人がイラン、及びイラクに潜伏しているものとみて、捜査を続けている。本件担当判事は、イラクに逃亡したとみられる容疑者の捜索を、国際警察機構に対し要請した。情報筋は、アリー・アシュラフ容疑者及びその共犯者が、テヘランで起きた複数の判事に対するテロ事件に関与したのは間違いないとみている。

*注 「モガッダス判事に対するテロ事件」:8月2日の午後4時頃に、テヘラン高等司法センター長官を務めていたモガッダス判事が、アフマド・ガスィール通り(通称ボハレスト通り)にある同センターから出た際に、バイクに乗った犯人によって銃で暗殺された事件のこと。暗殺された判事は、著名なジャーナリストで現在服役中のアクバル・ギャンジー氏をめぐる裁判やイラン反体制テロ組織であるMKO関連の裁判を多く手がけてきた人物であった。また、この事件の約3週間後、テヘランで別の判事が襲われ、重傷を負う事件が起きている。さらにテヘラン以外でも、ファールス州やフーゼスターン州で判事が殺傷される事件が8月に起きている。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:1555 )