「アフマディーネジャードのイスラエル発言は自然な反応である」:シリア大統領 ハムシャフリー紙
2005年12月29日付 Hamshahri 紙

12月29日付ハムシャフリー紙

(訳者注)イランのアフマディーネジャード大統領は、先に、第二次世界大戦下でのユダヤ人虐殺を「神話」であると述べ、ホロコーストが真実であるならば、イスラエルをヨーロッパからアメリカに移転すればよいと発言した。
(当ホームページ 2005-12-15付ペルシア語記事「イスラエルはヨーロッパかアメリカに移転せよ:アフマディーネジャード大統領、ザーヘダーンで語る シャルグ紙」参照)
 
【IRNA】シリアのバッシャール・アサド大統領は、アフマディーネジャード大統領のイスラエルに対する発言について、周辺国を脅かすイスラエルの政治に対する自然な反応である、と述べた。

アサド大統領の発言は、トルコのテレビ番組「スカイ・ニュース」記者の質問に答えたもので、イランの中東地域での役割とアフマディーネジャードが最近行ったイスラエルに対する発言について、シリア大統領としての見解を求められたものであった。

バッシャール・アサドは同番組とのインタビューの中で、現実の状況を総体的に視野に入れ、論理的な結論を導き出さなければならないと述べたほか、イスラエルは数十年前から現在に至るまで、周辺国を脅かす政策を押し進めており、シリア、アラブ諸国、イランを含むあらゆる国々を絶え間ない恐怖に陥れている、と語った。

シリア大統領は、イランが平和的利用を目的とする核技術を獲得することは、国際的な条約や合意に基づくものであり、イランの認められた権利であると述べるとともに、同国の核計画が軍事目的ではなく平和利用のためであることをイランが宣言している点に言及した。


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( 翻訳者:大石容子 )
( 記事ID:1618 )